アメリカ領サモア、その食事はどんなもの?

前編からの続きです。さて、話題を変えて、このアメリカ領サモアの食事について述べてみましょう。サモア人の伝統的な食事は、ヤムイモ、タロイモなどを主食とするイモ類。これに食用バナナやパンの木の実を加えて食べるというのは、他のポリネシアの国々と同じです。しかし、アメリカ領になって100年はたつので、アメリカスタイルの食習慣もかなり浸透しています。たとえばスーパーに行けば、アメリカ本土から輸入された冷凍食品や缶詰がとても豊富。町で目につくのは、マクドナルドやKFCといった有名ファストフードチェーンですし、ピザやパスタ、ステーキといった世界共通の西洋料理のレストラン、中華料理店も多いです。伝統料理はむしろ観光客向けのレストランかマーケットの食堂かで、という感もあります。

南太平洋の島々の中でもあまり知られていない「アメリカ領サモア」(後編) 南太平洋の島々の中でもあまり知られていない「アメリカ領サモア」(後編)

現地の伝統料理にはどんなものがある?

サモアの伝統料理で有名なのは、「ウム料理」です。これは屋外に穴を掘ってまず石を焼き、その石の熱でバナナの葉などで包んだ食材(イモ類や魚、肉など)を時間をかけて蒸した料理です。この「ウム料理」は男性が行うのが特徴です。また、サモアでは生魚を食べる習慣もあります。ひとくちサイズに切った生魚にレモンを搾り、ココナッツミルクであえる「オカ」という料理です。こうした伝統料理は、時間のある日曜日などに作られることが多いです。島民は日曜日の午前中は教会に行くので、レストランや商店は日曜にはほとんど閉まり、注意が必要です。

日本からのアクセスは?

さて、アメリカ領サモアへの行き方を紹介しましょう。日本からの直行便はないので、ニュージーランドかハワイで乗り継いで行くのが一般的です。お隣のサモアからの便も利用できます。注意点は、アメリカ領なので、入国にはアメリカの「ビザ免除認証システム」による事前「ESTA」認証が必要になること。絶対に忘れずに手続きをしましょう。持って行くお金は米ドルですが、クレジット払いやATMでのキャッシングが発達しているので、クレジットカードを持参すれば便利です。機会があったら、この“もうひとつの”サモアを見てみませんか。何か発見があるかもしれません。