「サモア」ってどんな国?

今回は、南太平洋にあるサモア独立国を紹介しましょう。このサモア独立国、日本では単にサモアと呼ばれているのですが、どうして後ろに「独立国」と表記されるかというと、もうひとつのサモアがあるからです。それは「アメリカ領サモア」で、こちらはその名の通り、アメリカの領土なので混同しないようにしてください。さて、独立国のほうのサモア(以下、独立国は省略)ですが、どんな国なのでしょう。これはおもにサバイイ島とウボル島というふたつの島から成り、国土面積は日本の鳥取県より少し小さいくらい。人口は18万人です。首都はウポル島にあるアピアで、4万人がそこに住んでいます。この国で、都市と呼べるのはこのアピアぐらいでしょうか。

南太平洋の島国、サモアへ行ってみよう! 見どころや食文化を教えます。(前編) 南太平洋の島国、サモアへ行ってみよう! 見どころや食文化を教えます。(前編)

『宝島』の作者が晩年を過ごした島

実は他の南太平洋の島に比べると、サモアではダイビングはそんなに盛んではありません。もちろん海はきれいなのでスノーケリングやダイビングはできるのですが、サモアは火山島なので、サンゴ礁でできた島よりも人気度は下がるのです。ツアーで寄る見どころは、ウポル島ではスティーブンソン博物館、ティアピの滝、洞窟プールなどです。スティーブンソンとは、小説『宝島』や『ジキル博士とハイド氏』で知られるイギリスの作家です。彼は晩年(といっても若いですが)、サモアを永住の地と決めて執筆活動にいそしみました。病弱だったので、療養を兼ねていたようです。しかしやがて発作を起こし、44歳の若さで亡くなります。その彼が住んでいた屋敷が、現在アピアで博物館となって公開されているのです。

ビーチや熱帯雨林といった自然も見どころ

ウポル島では島の南側にある「リターン・トゥ・パラダイス・ビーチ」、東端にある白砂の「ラロマヌ・ビーチ」が人気のビーチですね。あと、もし余裕があるなら、サバイイ島へも渡ってみましょう。熱帯雨林の原生林などウポル島よりも自然が残っている島で、素朴さを感じるでしょう。恋人岬や潮吹き穴などの見どころがあります。ただし、島内の交通は不便です。ウポル島からサバイイ島へはフェリーで渡ることができます(所要1時間)。(後編につづく)