援助をしてくれる国、大歓迎!

その3からの続きです。やることが次々と裏目に出てしまうナウル。もうなりふり構っていられません。世界から援助を受けたいのですが、逆に怒らすような政策ばかり…。しかしそんなナウルに近づく国がありました。1999年、ナウルは国連に加盟します。どんなに小さくともナウルは独立国。国連の1票を持っています。それに目を付けたのが国連に加盟していない台湾(中華民国)。ナウルは援助と引き換えに、台湾と国交を結びます。台湾はナウルに、台湾の国連加盟を認めるようとする1票を期待したのです。ところが、2003年、突然、ナウルは台湾と断交して、中国(中華人民共和国)と国交を結びます。その条件が、中国がナウルへ1億3000万ドルを援助すること。ナウルは巨額の援助を受け、「世界に中国はひとつしかない。台湾は中国の一部」と態度をコロリと変えました。しかし2005年になると、今度は手の平を返すように再び台湾と国交を回復。中国から以上の好条件が、台湾から出されたのでしょうか…。

資源枯渇で経済破綻! 南洋のミニ国家、ナウルがとった数々の奇策とは? その4 資源枯渇で経済破綻! 南洋のミニ国家、ナウルがとった数々の奇策とは? その4

お金をくれれば難民引き取ります!

いろいろな面で、ナウルと結びつきが深い大国はオーストラリアです。2000年代になると、そのオーストラリアに、船に乗った難民が東南アジアや中東から次々とやって来るようになります。困ったオーストラリア政府は、この難民たちをナウルで引き取ってもらうようナウル政府に補助金を渡しました。オーストラリア政府もヒドいですが、ナウル政府も政府です。2004年にはオーストラリアから1700万ドルの無償資金供与を受け取ったといいます。難民からすれば、自由を求めてオーストラリアへ渡ったのに、島流しのようにされてしまったのですから、たまったものではありません。国際的な非難を浴びながらも、今も島の施設には多くの難民が暮らしています。

そんなナウルに行ってみたい!?

実際、私も調べていて、ここまでダメダメな国があるのかと驚きました。しかし島民は親の代からほとんど働いたことがないのですから、今更、働くのは難しいでしょう。しかし島の歴史からすれば、バブルの20〜30年はほんの一瞬。島民は以前のように、漁業をしてひっそり暮らせばいいのかもしれません。実際、経済がこんなにヒドくなっても、島民はのんびり暮らしていると言います。また、増えていた肥満病の人も最近は減っていたとか。そんなナウルに興味をもったあなた、なんだか行ってみたくなったでしょう(笑)。現在、ナウルへはオーストラリアのブリスベン、フィジーのナンディ、マーシャル諸島のマジェロ島からの便があります。ナウル入国にはビザが必要ですが、日本には領事館がないので、一ヵ月ぐらい前には現地とやり取りして申請が必要です(申請しておけばビザは入国時に受取り)。行くのは大変ですが、行く価値はあるかもしれませんよ!