トンガの伝統料理は、男の料理「ウム」

前編からの続きです。さて、一番有名なトンガの伝統料理を紹介しましょう。これは「ウム料理」と呼ばれる蒸焼き料理です。ただし手間がかかるので、今では作られるのは日曜やお祝い事の時です。作り方はまず地面に浅い穴を掘って石を敷き、たき火をして石を十分に熱します。その後、焼けた石の上にバナナの葉にイモ類や肉、魚などを包んでのせて蒸焼きにします。トンガに限らずサモアやハワイなどポリネシア全域に見られる料理ですね。このウム料理は、作るのは男と決まっています。屋外で作るからでしょうか。日曜に教会へ行った後、昼に屋外で男たちがウム料理を作る姿は、アメリカで男たちが家族のために屋外でバーベキューをしている姿に、何となく被ります(笑)。

南太平洋の島国トンガ王国。そこではどんな料理で、どんな食事の仕方をしているの?(後編) 南太平洋の島国トンガ王国。そこではどんな料理で、どんな食事の仕方をしているの?(後編)

トンガの食事のマナーは?

さて、トンガというか、サモアなども含め、このポリネシア地域には、ある食事の習慣があります。それはお客を招いての食事では、まず食べ始めるのは客人と大人の男たちからということです。トンガでは人の家庭に招かれて食事をすると、どんどん料理をすすめられます。もともとトンガの人は大柄で大食漢。何しろ男性の平均身長が177センチ、女性が170センチで、女性の靴の最小サイズが26センチといいます。だから、食べる量も多いのですが、それでも食べきれないほどの量がでてきます。しかし残しても大丈夫。こうしたお客が来ている時は、女性や子供たちはその残り物を待っているのです。そんなことも頭に入れておけば、無理してがんばって食べなくてもいいでしょう。

トンガでの外食はどんな感じ?

トンガの食事や料理について書いてきましたが、一般の旅行者は食事というと島のレストランを利用することの方が多いと思います。首都ヌクァロファにはいくつもレストランがありますが、それ以外の島にはホテルのものをのぞき、数もバリエーション少ないです。また、日曜日には、ほとんどのレストランが閉まるので注意してください。町なかにはファストフード店のほか、パスタやピザ、ステーキといった西欧料理の店のほか、中国人も多いので中華料理店などのレストランもあります。