トンガ人の主食は何?

トンガの人々は、ふだんはどんな料理を食べているのでしょうか。トンガの人々は他のポリネシア地域と同様、タロイモやヤムイモなどのイモ類や、調理用のグリーンバナナ、パンノキの実(イモのような味)などを主食にしています。これに豚肉や鶏肉といった肉類、魚などのシーフードをおかずにして食べますが、ふだんはイモだけということもあるようです。調理法は、ココナッツミルクで煮るのが基本。もともとは作り置きを食べるので、とくに何時にそろって家族で食べるという習慣はありませんでした。しかし今では西洋式に、決まった時間に家族揃って食べる家庭も多いようです。

南太平洋の島国トンガ王国。そこではどんな料理で、どんな食事の仕方をしているの?(前編) 南太平洋の島国トンガ王国。そこではどんな料理で、どんな食事の仕方をしているの?(前編)

トンガ風刺身? 生魚のマリネの「オタイカ」

トンガやサモアなどのポリネシアの島の一部には、日本と同じように魚を生で食べる習慣があります。周囲を海に囲まれているので、新鮮な魚が食べられるからでしょうね。ただし、日本のように「ワサビ醤油で」というのとは違います。現地の言葉で「オタイカ」というマリネ料理があります。これは魚の身をひとくちサイズの適当な大きさに切って、タマネギのみじん切りとライム(レモン)の汁、ココナッツミルク、塩などであえたもの。現地では生魚が手に入るので、日本人ならワサビや醤油を持参して、刺身を楽しみたいところですね。

少しかわいそうだけれど、おいしい「子豚の丸焼き」

トンガの伝統料理で欠かせないのが、「子豚の丸焼き」です。これは“ご馳走”で、冠婚葬祭やクリスマス、新年といったお祝い事には欠かせないとか。庭先で子豚を屠殺し、内臓を取り出して、大串に刺して焼きます。さっきまでそこら辺を走り回っていたかわいい子豚が、あっという間に肉にされてしまいかわいそうですが、食べるとなるとまた別。旅行者が食べる機会はあまりないと思いますが、チャンスがあれば是非トライしてみてください! とくにクリスマスや新年には、各家庭でこの“子豚の丸焼き”が行われるそうです。(後編へつづく)