トンガってどこにあるの?

南太平洋には多くの島々やミニ国家がありますが、その中で現存する唯一の王国が「トンガ王国」です。トンガがあるのは、ニュージーランドと赤道の間ぐらいで、日付変更線よりも西。世界で最も早く日が変わる国のひとつです。おもに4つの諸島からなり、170に及ぶ島々の総面積は720平方キロメートル(東京都の市部ぐらいの面積)。そのうち最も南にあるトンガタプ諸島のトンガタプ島に首都ヌクァロファがあり、そこに国の人口10万人のうち7万人が住んでいます。国際空港もこの島の南部にあります。

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トンガの歴史をちょっとかじってみましょう

簡単にトンガ王国の歴史を述べてみましょう。アジア系のポリネシア人がこの島々にやって来たのは3000年ほど前。トンガに最初の王が現れたのは950年頃で、13世紀には現在のサモアやウォリス、フトゥナといった島々にも勢力を伸ばしました。ヨーロッパ人がトンガにやって来たのは17世紀。やがて宣教師の布教により、トンガはキリスト教化されます。1875年に立憲君主国になりますが、1900年にはイギリスの保護領に。とはいえ、植民地になることがなく、独自の国王を抱いていたのは南太平の国々では珍しいことです。1970年には保護領ではなく独立国家としてイギリス連邦に加盟。1999年には国連加盟国になっています。

美しい海に、南極から来たクジラが集う

さて、太平洋には多くの有名ダイビングスポットがありますが、トンガの海の美しさはあまり知られていません。旅行者が少ないということもあり、ダイビング開発はまだ発展途上なのです。しかしその代わり、他の国にはない観光資源がここにはあります。それがクジラと一緒に泳げるという「ホエールスイム」なのです。トンガには毎年7月〜10月になると、南極圏から北上して来たザトウクジラが集います。彼らはそこで交尾、出産、子育てをするのです。クジラの姿が多く見られるのは、南北に広がるトンガの島々のちょうど真ん中辺りにあるババウ諸島。中心のババウ島へはトンガタプから毎日飛行機が飛んでいます。そこにあるネイチャーリゾートに泊まって、クジラを観察する「ホエールスイム」のツアーがシーズン中に行われるのです。

海に入ってクジラを観察できる!

ボートでクジラに近づき、足ヒレとスノーケリングをつけて海へ入りましょう。ザトウクジラのうち、近づけるのは、おとなしい親子クジラです。「泳げない」という人でも、船の上から迫力のあるブリーチングなども見られます。ここでホエールスイムを催行している方のブログによれば、2004年から2012年まで、「水中でのクジラ遭遇率100%」とあります。ネットで検索すると、ツアーの募集が出てくるのでそれで申し込んでもいいし、時間のある方なら現地で探してもいいかもしれません。