イメージが浮かばないほど“遠い”国

南太平洋でも、日本ではあまりなじみのないメラネシアの島々。やはり“遠い”ということと、見慣れたポリネシア系の住民の顔立ちとは異なる人々(ニューギニアの人たちと同じ顔立ち)に抵抗があるのかもしれません。今回紹介するバヌアツは、実は見どころが多い、オーストラリア人にとってはポピュラーな観光地なのですが、日本からのツアーはほとんどありません。しかし、近年の“絶景ブーム”の影響で、若者を中心にこの国が注目を浴び始めています。それではここがどんな国か、紹介してみましょう。

日本ではあまり知られていないが、実は観光地。南太平洋のバヌアツへ その1 日本ではあまり知られていないが、実は観光地。南太平洋のバヌアツへ その1

有名ミュージカルの舞台はここ

バヌアツは南北1200キロほどの地域に散らばる、島々からなる国です。1200キロメートルというと東京〜福岡間ぐらいですね。そこに面積を全部足しても新潟県ほどにしかならない、83の島々があります。人口は23万人。植民地時代は「ニューヘブリデス諸島」としてイギリスとフランスの共同統治のもとにありました。独立は1960年。またこの諸島は、映画にもなったミュージカル「南太平洋」の舞台としても知られています。第二次世界大戦中、日本軍がソロモン諸島まで南下する中、アメリカ軍はそれに対抗するためにここに大きな基地を建設しました。その基地を舞台にした原作をもとにミュージカル化したのが、「南太平洋」なのです。

首都があるエファテ島

バヌアツの首都ポートビラがあるのは、エファテ島です。沖縄本島より少し小さいぐらいというこの島に、現在4万人ほどの人々が住み、おもな国際線もここに発着しています。町はポートビラ湾に面したリニ・ハイウエイに沿って、東西200メートル、南北3キロメールほどの広さ。このエリアにはホテルやショップ、レストラン、旅行会社なども多く、観光客に便利なエリアです。現地発ツアーを探すなら、ここの旅行会社かホテルに聞いてみるのがいいでしょう。ポートビラ近くの見どころとしては、10キロメートルほど離れた場所にハイダウエイ島があります。海がきれいなので、ダイブショップやリゾートホテルもありますが、人気なのが「海中ポスト」です。(その2へつづく)