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オーストリア・インスブルック・サッカー観戦の現地ガイド記事
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海外現地発ガイド通信

64、76年冬季五輪が行われた山と自然の町でユーロ2008の熱狂の余韻を感じたい


掲載日:2008/07/01 テーマ:サッカー観戦 行き先: オーストリア / インスブルック

タグ: サッカー スタジアム


中央駅に着いたらすぐ目に飛び込んでくるオリンピックのジャンプ台

インスブルック随一の観光名所「黄金の小屋根」。いつも観光客でいっぱいだ インスブルック随一の観光名所「黄金の小屋根」。いつも観光客でいっぱいだ

欧州選手権(ユーロ)2008の開催地を紹介している特別編。今回は64年、76年の冬季オリンピックが開催された風光明媚な山と自然の町・インスブルックを取り上げる。オーストリアアルプスで名高いインスブルックはチロル州の州都。人口は12万とそう多くないが、オリンピック開催都市として世界的な知名度を誇る。町の名称は「イン川にかかる橋」という意味。その名の通り、インスブルックの歴史は12世紀にイン川のたもとに集まる集落から始まったという。
インスブルック中央駅に着いて列車を降りると、いきなりジャンプ台が見えてくる。これが町のシンボルだ。今も1年に数回はジャンプ競技が開催されていて、サッカーよりもこちらの方が人気があるようだ。駅から10数分歩くと中世の都市の迷いこんだような旧市街にたどり着く。

黄金の小屋根など旧市街は名所が目白押し。地元料理もボリューム感満点

旧市街で大騒ぎするスペインサポーター。ユーロでは84年大会からベスト4進出を果たせていなかったが、今回ついにその壁を破った 旧市街で大騒ぎするスペインサポーター。ユーロでは84年大会からベスト4進出を果たせていなかったが、今回ついにその壁を破った

王宮や大聖堂(聖ヤコブ教会)など名所がある中で、最大の見所が「黄金の小屋根」。張り出したゴールドの小屋根は、皇帝・マクシミリアン一世が1494年からの2年間にわたって作らせたものだという。6月10日のスペイン対ロシア戦前、このあたりをブラブラと歩いてみたら、両国サポーターがワインやビールを浴びながら絶叫していた。さすがはユーロ。人々の騒ぎ方も普段とは違う。
このあたりにはレストランも多く、オーストリア名物の「ヴィーナーシュ二ッツェル(いわゆるカツレツ)」やシュベッククネーデル(ベーコンとパンを混ぜた団子)」などが食べられる。ユーロの時はスイスとオーストリアを行き来していたが、食事の量がオーストリアが圧倒的に多い。少食の日本人にはちょっと負担が重いかもしれない。それでもバイツェンビア(白ビール)とともに食べる地元料理の味はまた格別だ。

ユーロ後には1万4000人規模に縮小されるティボリ・ノイ・シュタディオン

64、76年冬季五輪で使われたジャンプ台 64、76年冬季五輪で使われたジャンプ台

本題のサッカーに話を戻すと、ユーロの会場である「ティボリ・ノイ・シュタディオン(Tivori Neu Stadion)」は駅から約2km。徒歩なら15〜20分ほどで到着する。ジャンプ台を目印に歩けば迷うことなく行ける。スタジアムに隣接するオリンピックアイススタジアムの正面には五輪マークが設置されていて、さすがはオリンピック開催都市という印象だった。
スタジアム内はメインスタンドとバックスタンドが1層で、ゴール裏だけが2層という変則的な設計。収容はこちらも3万人強だ。急峻な山々に囲まれた競技場に相応しく、このスタンドもかなり急峻。その分、どの場所からも非常に見やすい 。このスタンドは仮設で、大会後には取り外されて、元の1万4000人規模の競技場に縮小されるという。後利用も考えずに巨大なスタジアムを作る国が多い中、オーストリアは経済効率が高い。これがドイツやイタリアなど大国に囲まれて生きる人々の知恵なのだろう。

ロシアが躍進の足跡をぜひ確かめて!

ティボリ・ノイ・シュタディオンは収容約3万人。ユーロの後は仮設スタンドを取り外して1万4000人のこぶりな競技場になる ティボリ・ノイ・シュタディオンは収容約3万人。ユーロの後は仮設スタンドを取り外して1万4000人のこぶりな競技場になる

ユーロ2008ではスペイン対ロシア戦などD組の3試合が行われた。この地で強豪・スペインに挑んだロシアは若さと国際経験不足を露呈し、1−4の大敗を喫した。2002年日韓ワールドカップでは韓国、2006年ドイツワールドカップではオーストラリアを率いて成功した名将・ヒディング監督は「これからまだまだ立て直せる」と強調したが、単なる強がりだろうと思われた。しかしロシアは本当に生き返った。ティボリ・ノイ・シュタディオンでの2度目のゲームだった18日のスウェーデン戦では、相手のいいところを全くださせず、アグレッシブかつ華麗で効率的なサッカーを披露。2−0で完勝したのだ。彼らはその後も勢いを増し、あっという間にベスト4まで勝ち残った。その快進撃の舞台となったのがインスブルックである。この先、数多くのロシア人がこの地を訪れるはずだ。

地元クラブ・FCヴァッカー・インスブルックの試合観戦も興味深い!

急峻な山に取り囲まれたティボリ・ノイ・シュタディオン 急峻な山に取り囲まれたティボリ・ノイ・シュタディオン

大会後は地元クラブ「FCヴァッカー・インスブルック(FC Wacker Innsbruck)」が1万4000人規模に縮小されたこのスタジアムでオーストリアリーグを戦う。現ドイツ代表監督のヨアヒム・レーヴも率いたことのある名門クラブだが、今季はエルンストリーガ(2部に相当)で戦うことになった。残念ながらレッドブル・ザルツブルクでプレーする宮本恒靖とのリーグ戦の対戦はないが、カップ戦などで戦う可能性もある。詳しい日程は今後、公式HP(http://fc-wacker-innsbruck.at/)に掲載されているので、チェックしてみよう。
夏から秋にかけてのインスブルックは爽やかな気候と美しい自然と急峻な山々を満喫できる。ここでユーロの熱狂の余韻を感じつつ、趣のある旧市街を歩き、オーストリアリーグを堪能する。そして試合後にはバイツェンビアと地元料理に舌鼓を打つ…。そんな旅ができたら最高の贅沢ではないだろうか。ぜひトライしてほしいものだ。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/07/01)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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