ドイツ対ポーランド戦など3試合が行われるクラーゲンフルト。風光明媚な町で本場のサッカーを堪能!

オーストリア・クラーゲンフルト・サッカー観戦の現地ガイド記事

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ドイツ対ポーランド戦など3試合が行われるクラーゲンフルト。風光明媚な町で本場のサッカーを堪能!

掲載日:2008/06/06 テーマ:サッカー観戦 行き先: オーストリア / クラーゲンフルト ライター:元川悦子

タグ: サッカー スタジアム 美しい



ABガイド:元川悦子

【サッカー観戦のABガイド】 元川悦子
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長野県出身。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。著書に「U−22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)「古沼貞雄 情熱」(学習研究社)ほか。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。W杯は94年大会から4回連続で現地取材した。現在も日本代表ウォッチャーとして世界各国を回っている。

ヒポグループアレナ(正式名称=ベルテルゼーシュタディオン)の外観 ヒポグループアレナ(正式名称=ベルテルゼーシュタディオン)の外観

欧州サッカーシーズンが終わっても、今年はユーロ2008がある!

5月21日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝、マンチェスター・ユナイテッド対チェルシー戦をもって、07-08シーズンが終了した欧州各国リーグ。今の時期は通常オフなのだが、今年は4年に一度のビッグトーナメントが開催される年。その大会とは2008年欧州選手権(ユーロ2008)。スイスとオーストリアで共同開催されるのだ。6月7日に開幕し、決勝は29日にウイーンで行われる。筆者もこの大会を取材するため、今回からユーロ特別企画をお送りすることにしたい。

 

昨年9月の日本対オーストリア戦の様子。ユーロ本番はもっと華やかになるだろう 昨年9月の日本対オーストリア戦の様子。ユーロ本番はもっと華やかになるだろう

クラーゲンフルトはイタリア国境に接するケルンテン州の州都

まず第1回はオーストリア南部の町・クラーゲンフルトを取り上げる。実はこの地には昨年9月、日本代表が遠征している。ユーロ開催両国との親善試合にのぞんだからだ。人口9万2000と決して大きな町ではないが、思いのほか、風光明媚なところだった。
クラーゲンフルトはオーストリア最南端にあるケルンテン州の州都。同州は面積の半分が標高1000m以上の高地だという。日本代表が遠征中に滞在していたリゾート地・バッドクレインキルヒハイムなどはその好例。9月にもかかわらず雪が降る寒さだった。それでも風光明媚な景観は心に染み入るものがある。クラーゲンフルトにはケルンテン州最大の湖・ヴェルダー湖があり、水の透明度の高さと緑の美しさに驚かされた

 

オーストリア・ケルンテン州最大のヴェルダー湖 オーストリア・ケルンテン州最大のヴェルダー湖

ドイツとイタリアの「いいとこ取り」をする賢い土地柄

繁華街は1時間も歩けば回り切れてしまうほどの小ささだ。目印となるのはラートハウス(市庁舎)のある「ノウアープラッツ(Newer plats)」。昨秋の時点では大改修工事が行われていたが、ユーロ開幕直前の今はすっかりキレイになっているだろう。シンボルのヤモリの像が堂々と立っているので、絶対に見間違うことはない。
言語的にはドイツ語圏に入るクラーゲンフルトだが、文化的にはイタリアに近いようだ。ケルンテン州はイタリア国境に接しており、テレビでイタリア国営放送「RAI」も問題なく見ることができる。宗教もイタリア寄り。市民の7割がイタリアと同じ敬虔なカトリックだという。食べ物にしてもパスタやピッツァは普通にレストランに置かれているし、スーパーへ行けばイタリアワインが数多く売られている。「ドイツとイタリアのいいところ取り」をしながら、この町の人々は賢く暮らしているようだ。

 

市庁舎前にあるヤモリの像 市庁舎前にあるヤモリの像

スタジアムは駅からも街中からも近い。ドーム型の屋根が特徴

さて、本題のサッカーだが、ユーロ2008の会場となるのが「ヒポグループアレナ(Hypo Group Arena)、ユーロの際は正式名称はベルテルゼーシュタディオン(Worthersee Stadion)を使用する」。約3万人収容のスタジアムは、町中心部とヴェルダー湖の中間の少し南側に位置する。どちらからも歩こうと思えば歩けない距離ではないが、バスを使うのが便利。試合日は町中から頻繁にシャトルバスが出ているので、乗れば10分足らずで到着できる。
スタジアムはドーム型の屋根をしたモダンな設計で、どことなくミュンヘンのアリアンツアレナに似ている。昨年9月のオーストリア対日本戦が新スタジアムのこけら落としだったのだが、なぜかスタンドは工事中。2階部分の4分の1は座席がない状態だった。この試合前日には建設業者が看板をつけたり、座席を取り付けるなど、懸命の突貫工事が行われていた。ドイツに近いオーストリアは何事にも厳格なはずだが、やはりここはイタリア国境エリア。ルーズな部分があるのだろう。それでも見やすさ、臨場感は抜群だった。ユーロの後には座席を外し、再び1万5000人規模の小さな競技場に戻す計画。その合理性は日本も学ぶべきだろう。

 

町の広場で見られるマーケット。昼時は屋台も出て賑やかになる 町の広場で見られるマーケット。昼時は屋台も出て賑やかになる

優勝候補筆頭のドイツ戦など3試合を実施。チケットがなくても十分楽しめる!

このベルテルゼーシュタディオンでは、6月8日のドイツ対ポーランド戦、12日のクロアチア対ドイツ戦、16日のポーランド対クロアチア戦が行われる。優勝候補筆頭のドイツが参戦するだけに、町は盛り上がること間違いなしだ。残念ながらすでにチケットは完売だが、運がよければダフ屋から買えるかもしれない。チケットがなくても、こういう大きな大会は必ずパブリックビューイングがあるので、そこで試合を見ればいい。雰囲気を楽しむのもサッカー観戦旅行の大きな醍醐味。試合後、隣で試合を見ていた人とビールを煽ってもいい。この町の人々のフレンドリーさは心を癒してくれる。一見の日本人でも問題なく溶け込めるだろう。
今からでも遅くない。航空券を取って、現地を訪れることをお勧めしたい。ただし、試合日はクラーゲンフルトでの宿泊が難しいので、近隣のところに宿を取ろう。そのあたりはちょっと工夫が必要だ。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/06/06)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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