- 杉江真理子
- 東京在住。学生時代に添乗員として働き、それから旅行業界一筋、約20年。プラハ、ウィーン、東京での旅行会社勤務後、かぐやライゼビューロー設立。インバウンド、アウトバウンドの旅行業務のほか、旅行会社向けの記事も書いています。ドイツ語圏および中欧が得意です。役立つ情報を発信しますから、どうぞよろしく!
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ザルツブルクの美味しいお菓子をふたつ紹介しましょう!
オーストリアのザルツブルクは、モーツァルトが生まれた街として有名です。また、毎年夏のザルツブルク音楽祭は、世界中から音楽好きのセレブがやってくるというイベントですので、ザルツブルクは世界に冠たる音楽の街といっても大げさではないでしょう。そんなザルツブルクのもうひとつ顔は、スイーツの街。小さな街なのですが、有名なお菓子がふたつもあります。
まずは、ザルツブルガーノッケルン。この「ザルツブルグの山」という意味のお菓子は、フワフワの山型のスフレのこと。タマゴを固く泡立てたメレンゲがふんだんに使われていて、雪のつもりなのか、粉砂糖がかかっています。そして、これがともかく巨大! ひとりでは絶対に食べきれません。少なくとも三人くらいでシェアしなくては無理な大きさです。フルーツソースが添えられていることが多いので、お好みでソースをつけていただきます。タマゴの風味たっぷりの優しい味で、私はこれをいただくと幸せな気分になります。
ウィーン空港の売店で、山のようにうず高く積んであるお土産の箱があります。これはモーツァルトチョコレート。あれよあれよという間に、どんどん売れてゆきます。箱の中には、丸いボール型のチョコレートが入っているのですが、個別包装がされていて、ちょっとしたお土産にぴったりなのです。このモーツァルトチョコレート、地元オーストリアではモーツァルトクーゲルン(ドイツ語でモーツァルトボールの意味)として、愛されています。モーツァルトクーゲルンの発祥の地が、ザルツブルクなのです。
これはフュルストという菓子職人が考案したといわれていて、今もザルツブルクには、フュルストのお店があります。現在たくさんのメーカーがモーツァルトチョコレートを作っていますが、本家本元はザルツブルクのフュルストなのです。ザルツブルクのフュルストのお店には、カフェが併設されていて、私はザルツブルクに行ったら、ここでホットチョコレートをいただくのが楽しみです。やっぱり本場は、美味しい!
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