カラヤンがひいきにしたホテル

オーストリア、ザルツブルクが生んだ大スターといえば、古くはモーツァルトがいます。それでは現代は? すでに鬼籍に入ってしまいましたが、指揮者のカラヤンでしょう。日本では、小澤征爾の師匠としても知られていますが、亡くなってもなお大スターであり続けています。さて、ザルツブルクのカラヤン。今も、家が残っていたりとあちこちに彼の思いが感じられる場所があります。そして、カラヤンがひいきにしたホテルもあり、今も現役です。名前を「ゴルデナーヒルシュ」といいます。

カラヤンが愛したザルツブルクの老舗ホテル「ゴルデナーヒルシュ」を訪れてみよう カラヤンが愛したザルツブルクの老舗ホテル「ゴルデナーヒルシュ」を訪れてみよう

床がギシギシと軋む五つ星ホテル

ゴルデナーヒルシュは、五つ星ホテルではあるのですが、きらびやかでゴージャスなホテルをイメージすると面食らうと思います。一言でいうと「山小屋風」なのです。もちろんドミトリー形式の安宿のような山小屋とは異なります。建物のほとんどの部分は木材でつくられていて、華美な装飾がないのです。床は寄木なので、ギシギシと軋みます。家具も、もちろんクラシックな木製。大きな最新式のテレビがミスマッチではありますが、それはご愛嬌。床が軋む五つ星ホテルなんて面白いですね。カラヤンも、きっと面白がったでしょう。

迷路のようなホテルを楽しもう

ホテルは、いくつかの建物をドッキングしてつくられているため、内部は迷路のようになっています。自分の部屋に行くまでにエレベーターを乗り換えしなくてはならないことも。ですが、急いでいるときはともかく、いっそのこと、この迷路を楽しんでしまいましょう。ホテルの歴史を紹介する「カラヤンルーム」など宿泊者でなくては見られないスポットもあります。ここには、ゴルデナーヒルシュに宿泊した有名人の写真が飾ってあります。若いころの小澤征爾の写真もありますよ。なお、宿泊しなくてもレストランは利用できます。予算や時間の関係でゴルデナーヒルシュに泊まることができなければ、レストランの利用もオススメです。