- バレンタ愛
- オーストリア(ウィーン)在住。冬の寒さや不便さと葛藤しつつも、美味しいものや絵になる風景を求めて生活中。カメラ片手にヨーロッパ各国を訪れるのも楽しみの1つ。(本当は海や南の島が好き・笑)海外情報誌などへの原稿/写真提供、ラジオ出演、イベント/旅行手配、翻訳などマルチに活動中。著書「カフェのドイツ語」
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ニューイヤーのラッキーグッズの1つ。四葉のクローバーに止まったてんとう虫。新年はこういう小さいものをプレゼントし合うのがこちらの習慣です。値段は安いもので1EUR前後から
日本でも招き猫、鯛などの福や幸せを象徴するグッズや、新年の門松や羽子板などおめでたい感じのするものってありますよね。そういうのと同じでオーストリアにも新年のラッキーグッズがあるんです。12月頃から売ってるところもありますが、大体はクリスマスが終わって新年にかけて色々な所でこのラッキーグッズを目にします。こちらでのシンボルは日本でもお馴染みの四葉のクローバーをはじめ、煙突掃除屋さん、てんとう虫、キノコ、そしてブタ!大小様々な置物からお菓子、お財布の中に入れて持ち歩くものまで色んなものがこのモチーフで作られます。
ウィーンの伝統的なカフェのひとつ「Cafe Heiner」。この時期のショーウィンドーにはやっぱり豚が(笑)マジパン製なので、食べる事も出来ます。7,2EUR
ここウィーンで一番多く目にする新年のラッキーグッズは豚!なぜ、豚なのかしばらく知らなかったのですが、どうやら豚は子沢山なので、「子孫繁栄の象徴」らしいのです。そのせいか、ちょっとセクシーなポーズをした豚さんもたくさん見かけます(笑)もちろん普通の!?豚もたくさんいます。こんなにたくさんの種類の豚の飾りなんて見る機会は他にはないはず。気に入った豚さんがいたら、持ち帰っても飾ってもいいし、食べてもいいですね。
運勢占いに使われる鉛(もしくは錫・すず)の塊と、それを溶かすのに使うスプーン。セットで4EUR程です
ラッキーグッズの他、年末年始から新年にかけて見られるオーストリア流の運勢占いがあります。これは鉛の塊を溶かして、水の中に投げ入れ、変形した形によって運勢を占うものです。(鉛は体に良くないとかで、錫が使われる事も多くなっているそうです。)出来上がった形がハートなら「愛が手に入る」とか、花の形をしていたら「新しい友情が生まれる」とかそういう結果があるそうです。出来上がった形が何だか分からない事も良くありますが(笑)、それでもみんなで楽しめます。これもこの時期しか手に入りません。年末年始の限定品を狙いに来てくださいネ。
新年グッズの買える屋台は市庁舎前の広場やケルントナー通りなどに出ています。新年モチーフのチョコレートやお菓子などは市内の大体のカフェ、スーパーで扱っています。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/12/18)
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