- バレンタ愛
- オーストリア(ウィーン)在住。冬の寒さや不便さと葛藤しつつも、美味しいものや絵になる風景を求めて生活中。カメラ片手にヨーロッパ各国を訪れるのも楽しみの1つ。(本当は海や南の島が好き・笑)海外情報誌などへの原稿/写真提供、ラジオ出演、イベント/旅行手配、翻訳などマルチに活動中。著書「カフェのドイツ語」
出発エリアをに変更しました。
3月頃登場するCafe Mozartの季節限定のケーキの1つ。「Erdbeer Stanity'l」4EUR。旬のイチゴをたっぷり使ったケーキです
ウィーンには歴史あるカフェがたくさんありますが、その中の1つ「Cafe Mozart」もとても有名な伝統的なカフェです。最初にこの場所にカフェが出来たのはモーツァルトが無くなった3年後の1794年。1882年に一度カフェは閉まりますが、1929年、今の建物に「Cafe Mozart」としてオープン。現在に至ります。内装はキレイに新しくされていますが、高い天井やカフェの外観からは昔の面影を見る事が出来ます。
「Cafe Mozart」の外観。「第三の男」の時代の雰囲気も残っているかも。入り口のガラスにもモーツァルトのシルエットが
このカフェ、1949年のイギリス映画「第三の男」にも登場するんです。第二次世界大戦後、オーストリアの首都ウィーンがアメリカ、イギリス、フランス、ソ連の4カ国統治下にあった時代を背景にするサスペンス映画。1950年のアカデミー撮影賞を受賞した作品でもあります。この映画に「Cafe Mozart」の前のスペースが登場しています。映画を観たことがある方は実際に来て比べてみてもいいし、来てから映画を観て余韻に浸るのもいいですね。
「Cafe Mozart」のお食事メニューの1つ「ステーキサンドイッチ」12EUR。これで結構お腹いっぱいになっちゃいます
伝統的なレシピを用いた自家製のケーキをはじめ、100年以上の歴史あるコーヒーなどカフェメニューはもちろん充実。季節限定で登場するケーキや、パティシエコンクールグランプリのケーキもあります(各4,2EUR)。コーヒーも種類が豊富。メニューには写真入りで載っているので、お好みのコーヒーを探してみてくださいネ。その他にもホットチョコレートや紅茶も何種類かあります。甘いものが苦手な方、お腹が空いた方はお食事メニューもチェック。伝統的なオーストリア料理の他に朝食や軽食メニューもあります。ウィーンの伝統的なカフェでステキな時間を過ごしに来てみて下さいネ。
「Cafe Mozart」のケーキの並ぶショーウィンドー。ウェイターさんに色々聞いてお好みのケーキを見つけてくださいネ
■ Cafe Mozart
住所:Albertinaplatz 2, A-1010 Vienna
電話番号:+43 1 24 100 - 0
URL: http://www.cafe-wien.at/85_ENG_HTML.htm(英語、ドイツ語もあり)
営業時間:毎日8:00〜夜0:00
定休日:なし
その他:朝食メニュー(8EUR〜)は11時半まで。「第三の男Breakfast」は午後3時まで。一部日本語メニューもあり。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/02/05)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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