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海外現地発ガイド通信

決勝など7試合が行われる最大の要所。欧州サッカー最高峰の熱気を感じたい!


掲載日:2008/06/20 テーマ:サッカー観戦 行き先: オーストリア / ウィーン

タグ: サッカー スタジアム


ドナウ川やハプスブルク家で知られるウィーン。まずは音楽の都の魅力を堪能して!

6月9日に行われたユーロ2008のウィーンの開幕戦、オーストリア対クロアチア戦。白熱したゲームはクロアチアが1−0で勝った 6月9日に行われたユーロ2008のウィーンの開幕戦、オーストリア対クロアチア戦。白熱したゲームはクロアチアが1−0で勝った

前回から始まった欧州選手権(ユーロ2008)特別企画。第2弾は開催国・オーストリアの3試合と準々決勝2試合、準決勝1試合、そして決勝の7試合が行われる最大の要所・ウィーンを取り上げる。
ウィーンと聞けば、ドナウ川やハプスブルク家の歴史など、さまざまなことが連想されるが、一番は「音楽の都」ではないか。ハプスブルク家の支配を受けた中世のウィーンでは華やかな宮廷文化が栄え、王宮・ホーフブルク、離宮・シェーブルクなどの宮殿が次々と作られた。こうした中、モーツアルトやベートーベンら数多くの作曲家が活躍。今もウィーン国立歌劇場などでオペラが連日、上演されている。交響楽団のコンサートや舞踏会も多く、音楽や踊り好きにはたまらない町といえる。

気品あるウィーンの人々は、ユーロ開催日もバカ騒ぎはしない

今大会の7試合が行われるエルンスト・ハッペル・シュタディオン。アクセスが非常によく、見やすいのが特徴だ 今大会の7試合が行われるエルンスト・ハッペル・シュタディオン。アクセスが非常によく、見やすいのが特徴だ

そんな気品ある土地だけに普段、サッカーは二の次だ。ユーロが開催期間中も人々はバカ騒ぎをしない。9日のウィーン会場での開幕戦・オーストリア対クロアチア戦当日も、スイスやドイツへの玄関口・ウエストバンホフ(西駅)周辺は妙な静寂に満ちていた。ビールを飲みながら大騒ぎするのはクロアチア人ばかり。この日は日曜日で、敬虔なカトリックの多いウィーンの人々は「盛り上がり」より「静寂」を大事にした。騒ぎたい人は旧市街の近くに設置された「ファンゾーン」に行って騒ぐ。そう決められていたのだ。ユーロやワールドカップを何度も取材しているが、そんな取り決めをしていたのはこの町だけ。ウィーン気質が何となく伺えた。

だからといって、試合が盛り上がらないわけではない。過去にUEFAチャンピオンズリーグ決勝を4度も開催した5つ星スタジアムとして名高い「エルンスト・ハッペル・シュタディオン(Ernst-Happel-Stadion)」には、熱狂的なオーストリア人サポーターが集った。クロアチアが開始早々にPKで先制し、彼らは劣勢を強いられたが、後半は一方的に押し込み、ゴールに迫る。そのたびごとに赤いユニフォームを身にまとった人々は歓声を上げ、国旗を振り、選手たちを鼓舞する。オーストリアはサッカー強国ではなく、際立ったタレントもいないため、残念ながら0−1で敗れてしまったが、彼らは両国選手に惜しみない拍手を送っていた。そのマナーのよさは実に清々しかった。

アクセス抜群、見やすさ最高のエルンスト・ハッペル・シュタディオン

試合前に町を練り歩くクロアチアサポーター。クロアチアは隣国なので、サポーターの数も非常に多かった 試合前に町を練り歩くクロアチアサポーター。クロアチアは隣国なので、サポーターの数も非常に多かった

スタジアムの収容は約5万3000人。東京・国立競技場とほぼ同じ規模だが、とにかくアクセスと見やすさが抜群だ。この大会にあわせて、Uバーン(地下鉄)2号線の「シュタディオン(Stadion)駅」がオープン。電車を降りると目の前にスタジアムが見えるという便利さが実現した。試合日は人・人・人で賑わうが、普段は何もなく閑散としている。ドイツ・ミュンヘンのアリアンツアレナ、フランクフルトのコメルツバンクアレナも似たような環境である。オーストリアのサッカー環境は、同じドイツ語を話す隣国の影響を強く受けているのだろう。
スタンドの傾斜は急で、どこから見ても選手の一挙手一投足が手に取るようにわかる。9日の試合でクロアチア人サポーターが試合中にピッチに乱入する珍事も起きたが、それもスタンドとピッチに垣根がないため。スタンドとピッチの距離はそれほど近くないが、その距離を感じさせないところが素晴らしい。日本もこの設計を学ぶべきだと痛感させられた。

29日のファイナルのカードはどこに?

スイスやイタリアなど西側諸国への玄関口・ウエストバンホフ(西駅)。チューリヒまでは列車で約9時間かかるが、欧州の人たちはごく普通に移動している スイスやイタリアなど西側諸国への玄関口・ウエストバンホフ(西駅)。チューリヒまでは列車で約9時間かかるが、欧州の人たちはごく普通に移動している

ユーロ2008は今月29日にファイナルを迎える。舞台はここ、エルンスト・ハッペル・シュタディオンだ。オーストリアサッカー史上最も偉大な監督と言われる人物の名前を冠したこのスタジアムでのビッグマッチに、開催国・オーストリアはいないだろうが、ドイツ、イタリア、フランスなどいずれかの大国は勝ちあがると見られる。チケット入手が困難なだけに、大一番をスタジアムで見るのはきわめて難しいが、ファンゾーンでサポーターの盛り上がりを体感しつつ、世界最高峰のサッカーの熱気を感じるのもまた一興。サッカーついでにこの町の高度な音楽や深い歴史に触れるのもいいだろう。
ユーロが終わっても、もちろんスタジアムはあるし、サッカーも見られる。ウィーンにはFKアウストリア・ウィーンとSKラピッド・ウィーンの2チームがある。ラピッド・ウィーンは欧州カップにもしばしば参戦しており、知名度が高い。ユーロの余韻を味わいつつ、オーストリアリーグを見るのも1つのアイディア。この国では元日本代表の宮本恒靖もプレーしている。彼の所属するレッドブル・ザルツブルク戦に的を絞ってウィーンを訪問するのは、非常に効率のいいサッカー観戦法といえる。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/06/20)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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