Volksoper外観。U6の駅の方から見ると建物に大きくVolksoperと書いてあるのが見える。開演前は多くの人で賑わいます。
ウィーンを代表する劇場の1つ「Volksoper」
ウィーンでオペラを上演している劇場3か所のうちの1つ、Volksoper。Volksoperとは「市民歌劇場」のような意味で、その歴史は1898年までさかのぼります。その当時は「皇帝記念市民劇場」という名前でオープンし、演劇専門の劇場でしたが、その後オペラやオペレッタも上演されるようになりました。第二次世界大戦後は戦争で打撃を受けた国立オペラ座の代わりの場所として使用されていましたが、国立オペラ座が再建されてからは、音楽劇場としてオペラ、オペレッタ、ミュージカル、バレエが上演されています。
ウィーンを代表するヨハン・シュトラウスのオペレッタ「こうもり」ステージも華やかで楽しいワルツもたくさん。楽しい気分になれる演目です。
オペレッタやミュージカルも!豊富な上演レパートリー
毎年9月〜6月の1シーズンでオペラ、オペレッタ、ミュージカル、バレエなど異なる30演目、約300公演が行われているVolksoper。そのレパートリーは幅広く、「椿姫」「魔笛」「カルメン」などのオペラ作品、「サウンドオブミュージック」や「マイフェアレディ」などのミュージカル作品、、国立オペラ座では年末年始の数回しか上演されないウィーンを代表する「こうもり」や「メリーウィドー」などのオペレッタの他にバレエやコンサートなど幅広い作品を楽しむ事が出来ます。
15歳以下の子供は75%引き、60歳以上は25%引き、27歳以下の学生は一律で6〜12EURで購入できます。(要証明書)ウィーンカード保持者は当日購入に限り10%OFF。
スケジュールチェックとチケット購入
公演スケジュールはHPで1シーズン分確認出来ます。チケット購入もHPから可能ですが、購入ページはドイツ語のみです。書面や電話でも事前に購入できますが、国立オペラ座と違ってVolksoperでは比較的チケットが入手しやすいので、ウィーンに来てからチケット売り場へ直接行ってみても全て売り切れている事は滅多にありません。当日までVolksoperのチケット売り場ではもちろん、オペラ座横のチケット売り場やブルグ劇場でも購入可能です。子供、シニア、学生、ウィーンカードなどの割引もあります。
開演前と休憩中には場内数か所で飲み物や軽食が販売されるのでワインなど楽しんでみるのもGood。会場内には持ち込めないので、休憩中に飲んで&食べて下さいね。
Volsoperをさらに楽しむために
オペラに行く時に気になるのが装い。もちろんちゃんとお洒落をして行くのは楽しいけれど、国立オペラ座に比べると比較的楽な格好で行っても大丈夫なのは旅行者には嬉しいポイント。クロークも完備されているので上着や荷物などがあっても大丈夫。記念にもなりそうなプログラムには日本語でもあらすじが書いてあるので買ってストーリーをチェックすれば更に楽しめます。子供でも楽しめる演目もあるので、家族で一緒に本場の音楽を楽しむ事も可能です。そんなVolksoper、是非チェックしてみてくださいネ。
席によって見え方も違うので違う席から同じ演目を見てそれぞれの見方を楽しむのも通な楽しみ方。オーケストラの近くで迫力ある音を楽しんでもいいし、遠くから全体の雰囲気を楽しむのもあり。
【関連情報】
■ Volksoper Wien
住所:Währinger Straße 78 A-1090 Wien
アクセス:地下鉄 U6、トラム 40, 41, 42、バス 40A Währinger Straße / Volksoper 下車、徒歩すぐ
電話番号:+43/1/514 44-3670
URL:http://www.volksoper.at
シーズン: 毎年9月〜6月末まで。
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