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海外現地発ガイド通信

ウィーン・ミュージアム改築工事による所蔵品の行方


掲載日:2019/05/09 テーマ:美術館・博物館 行き先: オーストリア / ウィーン

タグ: 素晴らしい 美術館 名画


ウィーン・ミュージアムの展示会場が市庁舎隣へ移転

来日予定のグスタフ・クリムト作『エミーリエ・フレーゲ』 来日予定のグスタフ・クリムト作『エミーリエ・フレーゲ』

ウィーン旧市街の中心通り、歩行者専用のケルントナー通りからリングを突き抜けて南へ行くと、直ぐにカールスプラッツに出る。緑豊かなレッセルパークの隅にウィーン・ミュージアムがあるが、2019年2月から改築工事のためしばらく休館になる。その間、所蔵品はウィーン市庁舎の北側、すぐ隣にあるMUSAミュージアムで展示される。地下鉄2番線のラートハウス(市庁舎)駅で降りると直ぐだ。ウィーン・ミュージアムは1887年にウィーン市博物館として設立され、ウィーン市の歴史が詳し紹介されていた。それと同時にウィーンが誇るモダニズム芸術の展示会場でもあった。所蔵品の中にはクリムトやシーレの絵があり、中でも非常に有名なクリムトの『エミーリエ・フレーゲ』やシーレの『ヒマワリ』なども収められている。

ウィーン・モダニズムの作品も充実している

来日予定のエゴン・シーレ作『ヒマワリ』 来日予定のエゴン・シーレ作『ヒマワリ』

ウィーン市博物館は2003年に名前を「ウィーン・ミュージアム」に改められた。旧石器時代の発掘品や近年に至るまでのウィーンの歴史と文化をたっぷり紹介する博物館で、所蔵品の数はなんと100万点にもおよぶ。注目すべきはクリムトやシーレの油彩画はもちろんのこと、クリムトの素描と近代建築家オットー・ヴァーグナーのデザイン画の豊富なコレクション、ウィーン工房デザインの作品などなどだ。大変見応えがある博物館なのに意外と訪れる人が少なくて、作品をゆったりと鑑賞できる穴場だった。美術史博物館やベルヴェデーレ宮殿、レオポルト博物館などはいつも大勢の人で賑わい次の作品に移動しにくいが、ここは名画や芸術作品を独り占めにすることができた。改築工事が終わって新しくなれば、きっと来館者が増えて混雑するであろう。

休館の間に所蔵品の一部が日本へ!

来日予定の、クルツヴァイル作『黄色い服の婦人』 来日予定の、クルツヴァイル作『黄色い服の婦人』

ウィーン・ミュージアムがしばらく休館とは非常に寂しいことなのだが、ウィーンへ行った際にはMUSAミュージアムを訪れることで一部を鑑賞することができる。そして、私たちにとって大変嬉しいことに、休館の間にウィーン・ミュージアムの目玉とも言える作品が日本で公開されるのだ。クリムトが最も愛した女性と言われているエミリー・フレーゲの縦長の肖像画『エミリー・フレーゲ』とエゴン・シーレの『ヒマワリ』は、ウィーン・ミュージアムの最も人気のある2つの作品だ。マクシミリアン・クルツヴァイルの『黄色い服の婦人』もミュージアムの重要なコレクションで、この絵が目的の来館者も多かったという。クルツヴァイルはウィーン分離派の設立メンバーだったがクリムトと共に後に脱退している。

日本・オーストリア修好150年で実現した展覧会

来日予定のグスタフ・クリムト作『パラス・アテネ』 来日予定のグスタフ・クリムト作『パラス・アテネ』

2019年は日本とオーストリアの修好150年目にあたる。この記念すべき年を祝う両国のイベントとして実現されたのが、「日本・オーストリア外交樹立150周年記念 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」だ。東京展が2019年4月24日から8月5日まで国立新美術館にて、大阪展が8月27日から12月8日まで国立国際美術館にて開催される。クリムトやシーレなどの名画だけでなく、ウィーンの歴史が判る資料や家具の展示、オーストリアの歴史そのものであるハプスブルク家の歴史も詳しく紹介される。絵画、建築、応用芸術など、ウィーン・ミュージアムが所蔵している貴重な品々が日本で公開され、ウィーン世紀末芸術が大好きな人にとって何よりのイベントだ。一方、休館中にウィーンへ行く人は是非、所蔵品100万点の続きをMUSAミュージアムで鑑賞しよう。

データ

ウィーンの歴史が判る家具や楽器の展示 ウィーンの歴史が判る家具や楽器の展示

MUSA Museum
住所:Felderstrasse 6-8 , 1010 Wien
電話:+43 1 4000 8400
開館時間:火曜日から日曜日の10:00〜18:00
休館日:月曜
アクセス:地下鉄2号線Rathaus下車徒歩2分、
トラム1、2、71、DにてRathausplatz/Burgtheater下車徒歩3分

日本・オーストリア外交樹立150周年記念
ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道
展覧会ホームページ:https://artexhibition.jp/wienmodern2019/

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/05/09)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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