旅の醍醐味?ホイリゲって何?

旅行の醍醐味って何でしょう。その土地ならではのものを食べたり、飲んだりすることも、その一つだと思いませんか。オーストリア旅行の醍醐味の一つ、新鮮なワインが飲める「ホイリゲ」をご紹介します。ホイリゲとは「今年のワイン」を意味し、また、新酒を飲ませてくれる「ワイン専門の飲み屋」のことも指します。つまり、葡萄栽培農家(ワイナリー)がそこの自家製のワインと簡単な食事を提供してくれる、居酒屋のようなところです。当然、町の中にではなく、葡萄畑が広がる郊外にあります。首都では、ウィーンの森の辺りにあります。

オーストリアのホイリゲ(飲み屋)で美味しいワイン! オーストリアのホイリゲ(飲み屋)で美味しいワイン!

白ワインの名産地 オーストリア

オーストリアでは、造られるワインの70%以上が白ワインです。白ワインの産地として日本でも知られているドイツやイタリアを隣接国に持ち、上質な葡萄生産に気候が合っているのでしょう。ホイリゲでは、そのワイナリーの新酒が出されますので、注文の際に赤、白、ロゼから選ぶだけです。アルコール度数は、10〜14%くらいあります。お酒があまり強くない方にお勧めなのが、炭酸水で割る飲み方です。ワインを炭酸水で割るなんて邪道だ!と、思われる心配はありません。オーストラリアでは一般的に飲まれていますので、是非お試しください。

ホイリゲの集まる、ウィーン森へ

オーストリアを旅行した際のこと。軽く夕食をすませたあと、ウィーンの森へ向かいました。地下鉄U4号線で「ハイリゲンシュタット駅(Heiligenstadt)」に行き、駅からはバスに乗り換えホイリゲが集まるエリアに行きました。白ワインを頼むと、ワイングラスではなく中ジョッキで出てきました。これがここでは普通だそうです。つまみには、チーズとハムの盛り合わせを注文。中ジョッキ1杯で、程よく酔いが回ってきた頃、アコーディオンの生演奏が始まりました。楽しく酔っ払い、現地ならではの「飲み」を満喫できました。

営業を知らせる松ぼっくり

ウィーンの条例で、ホイリゲが営業できるのは年間300日と決められています。そのため、休みを調整して、お店を開けています。松ぼっくりと枝の飾りが店頭に下がっていたり、電球の明かりが灯っていたら、「本日営業日」の印です。団体向けではない、一軒家のような、小さなホイリゲもあります。だいたい夕方からオープンするお店が多いようです。ホイリゲはレストランではないので、観光客向け以外のところでは、あまり凝った料理はありません。夕食をレストランでとった後に、飲みにだけ出かけるのもいいと思いますよ。