旅先で口琴を見つけよう!

世界中いろいろなところにある口琴ですが、アジアだとベトナム、インドネシアのバリ、フィリピン、タイ、ラオス、カンボジア、モンゴル、インド、ネパール、パキスタン、キルギスタン、ロシア連邦のシベリアや極東地域などにあります。比較的容易に旅行者が訪れることができる場所もあるので、旅行中に楽器屋や土産物屋で目にしたら、ぜひとも口琴を手に入れてみてください。あなたの素敵な旅のお供になるでしょう。

音楽好きな旅人におすすめのモバイル楽器「口琴」 その2 音楽好きな旅人におすすめのモバイル楽器「口琴」 その2

なんとクラシックにも口琴が?!

西洋では、驚くべきことに「口琴協奏曲」なるクラシックの曲があります。口琴をメロディー楽器として使用し「びよーん」という気の抜けたかのような音とクラシックの洗練された雰囲気がとても対照的で面白いです。作曲したのは、ベートーベンのお師匠さんである、アルブレヒツベルガー。残念ながらクラシックの作曲家で口琴を使った曲を作ったのは彼一人のようですが、弟子のベートーベンが口琴を使った曲を作っていれば、いったいどんな曲になっていたのだろうか?とつい妄想してしまいます。

江戸時代にも大流行した口琴

意外に思われるかも知れませんが、日本もまた口琴とは多くの接点を持っています。アイヌの人々は伝統的に竹製の「ムックリ」と呼ばれる口琴を持っています。竹製の薄い板に弁を切り込み、その根元にヒモを取り付け、そのヒモを引っ張っることによって弁を振動させるという仕組み。アイヌの人々はかつて、ムックリを使って恋人に思いを伝えたとも言われています。また、江戸時代には鉄製の口琴が大流行し、幕府から禁止令が出たこともあるのです。

1000年前に鳴り響いた口琴の音

それだけではなく、1996年には埼玉県の氷川神社そばの遺跡から、平安時代にまでさかのぼるとされる口琴が発掘されました。当時、鉄は貴重品なので、神社での儀礼に使われていたのではないかと言われています。1000年以上も前の日本で鳴り響いていた口琴の音は、はたしてどのように響いていたのでしょうか?

口琴を持って旅に出よう

旅先で、その国の音楽文化に触れるということは、非常に楽しいことです。かつては日本でも大流行した口琴をキーワードに様々な国を旅するのもまた一興ではないでしょうか?もちろん旅先で入手した口琴をポケットにしのばせて。