オペラ座では、ドレスを着なくちゃいけないの?

ウィーンに行くならば、ぜひともオペラが見たい! という方が多いでしょう。しかしその服装には、少し困ってしまうのではないでしょうか。男性はタキシード、女性は裾が長いイブニングドレスを着なくてはいけないイメージがあるかもしれません。実はウイーンのオペラ座のドレスコードは、チケットの値段によります。オペラ座から、これを着てこなくてはいけない!などという指示はありません。古くからの習慣で、この席だったら、これくらいのドレスアップで……と皆さん、考えるようです。いわば暗黙のドレスコードです。

ウイーンのオペラ座にはどんな服装で行けばいい? アドバイスしましょう ウイーンのオペラ座にはどんな服装で行けばいい? アドバイスしましょう

立見席はジーンズOK!むしろ気軽な服装で

高いチケットでしたら、まわりの観客に遇わせるよう、それなりの服装をするのがマナーですが、安いチケットでしたら、それほど気にする必要はありません。ウィーンのオペラ座は、音楽の学生に勉強の機会を与えるためか、お茶代くらいの料金で立見席のチケットが買えます。格安で世界一流のオペラを観ることができるのです。立見席は、ジーンズでOK。むしろ、立ったままいなくてはいけないので、ドレスアップしていたら大変。ここでは、気軽な服装がベターです。

コートは、客席に持ち込まないで

それほど服装については、気にすることはないのですが、ひとつだけ気を付けて欲しいことがあります。コートを着てオペラ座に行くときは、ボックス席でない限りは、コートをクロークに預けましょう。ボックス席には、コートかけがありますので、それを利用します。19世紀後半、かつてウィーン中心地にあった劇場で火事がありました。その時は冬で、皆厚手のコートを持っており、客席に持ち込んでいました。それが、悲劇を生みました。厚手のコートなどの荷物に阻まれ、出口に突進する観客が身動きできず、多くの犠牲者がでたのです。それから、観客は必ずコートをクロークに預けるようにとの決まりができました。安全上のことですので、郷に入っては郷に従えということで、お願いします。