シェーンブルン宮殿の本当の魅力

オーストリアを600年以上もの長い期間支配していたハプスブルク家。首都ウィーンでは、その栄華の痕跡を至る所で見ることができます。その一つが、観光客が必ずといっていいほど訪れる、シェーンブルン宮殿。その宮殿内に入ると、ハプスブルク家の王族達の肖像画に迎え入れられ、豪華コレクションの数々や家具に目がくらくらしてしまうほどです。訪問時間の目安は、3時間ほどと言われていますが、実際に私が最も時間をかけたのは、宮殿内ではありません。外に広がる美しい庭園にこそ、魅力がありました。

芸術的な美しさ、ウィーンにある宮殿の庭園 芸術的な美しさ、ウィーンにある宮殿の庭園

ゴージャス宮殿にはゴージャスな庭園

シェーンブルン宮殿は、夏の宮殿として使われており、あのマリーアントワネットも15歳までこの宮殿で育ちました。夏だけ過ごすなんて、もったいない!と思うほど、豪華な庭園が広がっています。宮殿から庭園の先端グロリエッテまで歩いていくと、約20分もかかるそうです。途中に、寄り道したいスポットがいくつもあったので、私が実際に歩いてみたら1時間以上かかってしまいました。きれいに手入れされた花壇、大きな彫刻から出る噴水に、何と迷路までありました。ちょっと疲れたところに、ちょうどよくベンチが並んでいて休憩。

小高い丘から見下ろす絶景

この広大な庭のゴールには、グロリエッテという、プロイセンとの戦いに勝利した記念碑があります。小高い丘にあるので、少し息切れ気味に到着。さらに階段を登った展望台からは、美しいウィーン市内を眺めることができました。頑張って歩いて来た人のために用意されたかのような、ご褒美の景観。是非ここまで歩いてきてください。建物の裏手には、カフェテリアもあるので、一息つくにも調度いいです。また、敷地内には世界最古の動物園や、温室、馬車博物館などもあり、全部見るには1日がかりでしょう。

もう一つの宮殿の庭

市内にある、もう一つ有名なバロック建築のヴェルベデーレ宮殿。多くの方の目的は、館内にあるクリムトやエゴン・シーレの絵画コレクションかと思います。しかしながら、この宮殿にも、訪れないと損した気分になるほどの、美しい庭園があります。宮殿内部から庭園を見下ろすと、手入れの行き届いた色とりどりの花、植物のみで描かれた絨毯のような花壇が広がっていました。外に出れば、上宮を背に庭園を通って下宮へ行くことができます。両側にはベンチもあり、休憩をとりながら庭園を眺めるという、贅沢な時間が過ごせまますよ。