森といっても、森じゃない感があるウィーンの森

森というと、例えば屋久島のような鬱蒼とした、なかなか人が入ることができないところ、というイメージがあります。ところで、よく「ウィーンの森」といいますが、森は森でも、いざ出かけてみると、森じゃない感があるのが、ウィーンの森です。ウィーンの森は、ウィーンの北西から南あたり、市内をぐるっと取り囲む形の緑が多い地域です。実際、ぶどう畑やワイン居酒屋などがありますので、森というよりも、郊外といったほうがしっくりくるかもしれません。ですが、オーストリアの人々は、ここは森だといっているので、森なのです。

ウィーンの森って、本当に森なの? ウィーンの森って、本当に森なの?

南部では、歴史の勉強をしましょう

ウィーンの森の南部には、シトー派の修道院があります。その名もハイリゲンクロイツ。また、マイヤーリンクもこのあたりです。オーストリア・ハプスブルク帝国のルドルフ皇太子が心中事件をおこしたところです。ルドルフ皇太子の母后が、有名なエリザベート皇后です。このあたりの見学は、歴史の勉強です。また、面白いアトラクションもあります。ヨーロッパ最大の地底湖ゼーグロッテです。地底湖を小船で遊覧できます。残念ながら、公共交通機関はそれほど発達していない地域なので、ウィーンからは、ガイドつきの半日ツアーを利用するのが便利です。

北部では、ホイリゲで白ワインを飲みましょう

ウィーンの森の北部には、ハイリゲンシュタットというベートーベンが住んでいたところもありますが、なんといってもここにはホイリゲで有名なグリンツィングという土地があります。ホイリゲは、ワインを飲ませる居酒屋のことです。もともとは、このあたりに狩猟に来た貴族たちに、ぶどう農家が自家製のワインを振舞ったことからできたものです。たくさんのホイリゲが軒をつらねていますので、好きなところに入りましょう。もちろん、ガイドブックで下調べをしておいてもOKです。シュランメルという民族音楽の演奏をしているホイリゲもありますよ。ここでは、白ワインがガラスのマグカップに入ってでてきます。口あたりがいいので、くれぐれも飲み過ぎないように!