ウィーンは、いろいろな土地への中継地

地図を見てみると、一目瞭然なのですが、チェコのプラハよりも、オーストリアのウィーンのほうが、東に位置しています。そのため、チェコの人々は「我々が東欧で、オーストリアが西欧だなんておかしい」とよく言ったものです。現在は、チェコは東欧ではなく中欧だというくくりが定着してきましたので、そういうクレームもきかなくなってきました。ですが、いろいろな土地への中継地点であり、ウィーンが不思議な立地にあることは変わっていません。その昔、鉄のカーテンがあったころ、この立地のため、ウィーンはスパイのメッカだったという話もあります。なんだか、ハードボイルド小説のようです。

ウィーンから日帰り旅行。どこまで行ける?  ウィーンから日帰り旅行。どこまで行ける? 

西はザルツブルク、東はブダペストへ

ウィーンを起点として、いろいろなところへ行けますが、今回は日帰り可能なところをご案内しましょう。鉄道で西へ3時間ほど行けばモーツァルト生誕の土地、ザルツブルクに行くことができますし、東へ同じく3時間ほど行けば、ハンガリーのブダペストに行くことができます。2都市とも、ユネスコ世界遺産の街で、観光地としても人気があります。もちろん、ザルツブルクやブダペストに泊まるのがベストですが、時間が限られている旅行だったり、年配の両親と一緒の旅行の場合は、日帰り旅行がおすすめです。ウィーン発のザルツブルクやブダペストに行く1日ツアーもあります。

高速船でブラチスラバへ!ドナウも交通手段です

オーストリアの隣国スロバキアの首都ブラチスラバは、かつてはウィーンと路面電車で結ばれていたくらい近いです。もちろん、バスや列車でもブラチスラバに行くことはできますが、おすすめは船です。ウィーンのシュベーデンプラッツの船着き場から、簡単にブラチスラバに行くことができます。所要時間は約1時間15分です。ウィーンの船着き場も、ブラチスラバの船着き場も市街地近くにありますので、観光にも便利です。ドナウ河は、立派な交通手段なのです。天気がいいと、川風が気持ちいいので、朝起きて天気がよかったら、船に乗ってブラチスラバに行ってみましょう。