今年で100周年。ウィーンのリンク通り

かつてのハプスブルク帝国の都、ウィーン。その旧市街をぐるっと円状に取り囲む道をリンク通りといいます。文字通り、指輪のように丸いので、そのような名前がつきました。さて、このリンク通り、開通したのが1865年5月1日なのだそうです。今年で、ちょうど150周年です。パリのシャンゼリゼ通りは、凱旋門から延びる華やかな道で、パリに行ったら、まず訪れたいところです。道幅も広く、まっすぐな道。ぶらぶら歩きも楽しいものです。そして、ウィーンが誇るリンク通りは円形です。こちらは、由緒ある建物や公園、また運河のそばを通り、変化に富んでいます。

今年で150周年を迎える、ウィーンの「リンク通り」とは? 今年で150周年を迎える、ウィーンの「リンク通り」とは?

リンク通りは、なぜ丸い?

では、なぜリンク通りは円形なのでしょうか。かつてリンク通りがあったところは、ウィーン旧市街を守るように城壁と濠がありました。ヨーロッパの中世都市は、ぐるっと城壁で囲まれていたのですが、ウィーンもそのような姿だったようです。そして、19世紀のなかばに城壁が取り壊され、濠が埋められて道がつくられたのです。今でも、城門があった部分は地名として残っています。今は、もちろん生活にかかせない道ですが、観光用としても人気です。かつては、路面電車の1番と2番がリンク通りをぐるぐると回っていたのですが、路線が変更になってしまいました。ですが、ウィーン・リンクトラムという観光用の路面電車が登場。これで、リンク通りをぐるぐると回ることができます。オーディオガイドサービス付きで、日本語チャンネルもあります。

特別イベントが開催されます

今年は、リンク通り150周年ということで、さまざまなイベントがあります。各美術館では、リンク通りができた当時をしのぶ展覧会があります。面白いのは、ウィーン建築センターです。「ナチス時代のウィーン。ヒットラーの改造計画」という企画があります。なんでも、ヒットラーは、リンク通りの大規模な改造を計画していたのだとか。このような節目でないとできなかった企画でしょう。この企画は、2015年3月19日から8月17日に行われる予定です。普段は見られないものがでてくるイベントもあるので、ウェブサイトなどでチェックしてくださいね。