オーストリアにあるのに、スペイン乗馬学校?

オーストリア、ウィーンにあるスペイン乗馬学校は、世界で唯一古典馬術を伝えていることで知られています。乗馬学校とはいえ、引き馬でインストラクターが丁寧に馬の乗り方を教えてくれるわけではありません。また、競馬の選手の養成機関でもありません。プロの騎手が古式にのっとった馬術を守り、それを公開しているところです。それに、オーストリアにあるくせにスペイン乗馬学校という名前も変ですね。オーストリア乗馬学校とすればいいような気がしますが、なぜかスペインとなっています。かつてオーストリアを治めていたハプスブルク家は、スペインにも領地がありましたので、その縁です。16世紀ごろにスペイン種の優れた馬をオーストリアに連れてきたのが、スペイン乗馬学校のもとになりました。

チケットが取りにくいことでも有名です。ウィーンにあるスペイン乗馬学校 チケットが取りにくいことでも有名です。ウィーンにあるスペイン乗馬学校

馬が好きな人にはたまらない美しい白馬

スペイン馬術学校で調教される馬は、リピッツァーナー種といいます。美しい白馬です。厳密にいうと違うのですが、わかりやすくいうと、時代劇で将軍様が乗っている白馬がたくさんいると思うといいでしょうか。一頭一頭が見事な毛並みの馬で、馬が好きな人にはたまらないようです。世界各地に馬好きは多く、そんな方々にスペイン乗馬学校は大人気。厳しいトレーニングの成果が見られる本公演のチケットは、すぐに売り切れてしまいます。ここで見られる高等馬術の演技は、他では見ることができません。古典馬術はスペイン乗馬学校でのみ伝えられているのです。

本公演チケットは、すぐに売り切れます

もし本公演を見たいということになったら、早めにチケットを押さえなくてはいけないのですが、もしチケットが手に入らなくても、それほどガッカリする必要はありません。朝の調教も公開していて、こちらのチケットは比較的取りやすいのです。馬が後ろ足だけで直立したりという妙技は、たまたまそのトレーニングをしていないと見ることができませんが、それでもリピッツァーナー種の白馬は美しく、馬を見るだけでも楽しいと思います。また、残念ながら本公演も朝の調教も見られないときは、ぜひスペイン乗馬学校内のカフェに行ってみてください。中庭に面したとても明るいカフェで、意外な穴場なんですよ。スペイン乗馬学校のグッズを置いてあるショップもありますので、お土産探しにグッドです。