オーストリア随一の観光スポット、シェーンブルン宮殿

マリア・テレジア(マリー・アントワネットの母)がオーストリアを統治していた18世紀、もともと狩猟用の別荘として使われていた土地に造られたのがシェーンブルン宮殿です。幼少のモーツァルトが御前演奏のために訪れたり、その後のヨーロッパの秩序を決定付けたウィーン会議(1814〜1815年)が開かれたり、歴史の舞台としても重要な場所であるこの宮殿は、現在ではオーストリアで最も人気のある観光スポットの1つとなっています。ウィーンの中心地からやや離れたところにあるシェーンブルン宮殿は、庭園が広大だったり付属施設がいくつもあったりして、しっかり観光しようとするとかなり時間がかかります。今回は、「シェーンブルン宮殿ならここが見どころ」というスポットをおすすめ順でご紹介していきます。

シェーンブルン宮殿と庭園、ウィーン市街。グロリエッテの上から シェーンブルン宮殿と庭園、ウィーン市街。グロリエッテの上から

宮殿内の入れる部屋数はチケットによって異なる

やはり、まずは宮殿内を見学したいですよね。ただし内部は写真撮影が禁止です。それでも入りたいかどうか、チケット購入前に考えておきましょう。チケットはいくつかに分かれており、値段によって入れる部屋数や回り方が変わってきます。手軽に観光を済ませるなら13.3ユーロ(≒1600円)のインペリアルツアー。オーディオガイド(日本語あり)を使って30〜40分ほどで22部屋を回ります。「せっかくだから全部回りたい!」ということならグランドツアーを選びます。こちらは40部屋(50〜60分)で16.4ユーロ(≒2000円)です。個人的には、わずか400円の違いで倍近く回れるグランドツアーの方がおすすめです。実際に宮殿内を歩いていると、できるだけ長くその雰囲気に浸りたくなりますので。また、グランドツアーはガイドとともに回る形式も選べますが、さらに料金が上がる上にドイツ語か英語しか選べないため、あまりおすすめできません。

超広大な入場無料の庭園と丘にそびえるグロリエッテ

「できるだけお得に観光したい!」または「とにかく写真をバシバシ撮りたい!」という方は、宮殿の向こうにある広大な庭園に行ってみましょう。正面ゲートをくぐるとすぐに宮殿があるためわかりにくいのですが、庭園は宮殿を迂回して入ることができ、入場無料です。宮殿の前に広がる華やかなフランス式庭園を見るだけでも、十分に観光を楽しめます。宮殿外は写真も撮影できるので、ぜひ宮殿の外観と庭園をセットで写真におさめてみましょう。庭園の向こうにはなだらかな丘となっており、その頂上には「グロリエッテ」という門が立っています。グロリエッテは3.6ユーロ(≒430円)で上ることができ、庭園や宮殿だけでなく市街地まで一望でき壮観です。節約重視、写真重視の方も、ぜひ庭園へ行きグロリエッテだけでも上ってみるといいでしょう。後編へ続きます。