2017年10月にリニューアル・オープンした博物館

ずいぶん長い間閉まっていたのですが、2017年10月にウィーンの王宮前広場にあるウィーン世界民族博物館がリニューアル・オープンしました。おそらくは、ウィーンに行ったことがある方でも、この博物館は知らないかもしれませんね。今回は、この知られざる博物館をご紹介しましょう。こごては、ヨーロッパ以外の民俗学にまつわる品々、写真などが保存、また展示されています。もちろん、日本のものもありますよ! 特に、目玉ともいえる展示物は大名屋敷の模型です。

甦った大名屋敷の模型 甦った大名屋敷の模型

ウィーン万博に出品された大名屋敷の模型

その大名屋敷の模型は、とても古いもので、1873年のウィーンで開催された万博に当時の明治政府が出品したものだそうです。それを綺麗に修復して、展示しています。修復にも、4年ほど時間がかかったようですよ。作業に携わった方の根気と努力に脱帽です。そして、144年ぶりの常設展示なのだそうです。この時代に生きててよかった! とても精巧にできており、御殿や長屋門はもちろん、能舞台まであります。この屋敷の持ち主は、なかなかな大大名だったに違いありません。

日本関係以外の展示物も充実しています

世界民族博物館というだけあって、展示物は日本関係のものだけではありません。ハプスブルク家の膨大なコレクションは圧巻です。また、中世の皇帝、ルドルフ2世のコレクションもあります。このルドルフ2世は、一風変わった皇帝で、錬金術に熱心だったり、天文学者のケプラーを召し抱えたりしていた人物です。そんな皇帝のコレクションなんて、面白そうですね。ウィーンには、ウィーン美術史博物館をはじめたくさん見たい美術館や博物館があります。その上、ウィーン世界民族博物館まで加わってしまったら、どれだけ時間があっても足りないかもしれませんね!