- 内田由香
- ベルギー・ブリュッセル在住。北海道生まれの道産子。10代後半よりアメリカ、京都、沖縄、大阪、札幌、そして現在はベルギーに住む。飲食店オーナー目指し2004年脱サラ。後、料理&経営修行。「星付きレストランがフランス並みにある」と聞いてロータリークラブ奨学金を受けたのをきっかけに、2007年1月よりブリュッセルへ。
出発エリアをに変更しました。
名物ジャンケネ・ピスの向かえにあるバー。天井はビア樽。昼間から大にぎわい!
ベルギーのビールはとにかく美味しい!!日本では「お酒大好き。でもビールは苦手」だった私を、ベルギーは一気にビールに目覚めてさせてくれました。そして今ではランチでも生ビールを頼んでしまうほどに。というか、みんな普通に昼間からビールを飲んでいるのです。実際カフェのテラスを見ると、テーブルに出ている飲み物の約70%がビールといってもいいくらい。といっても日本のようにビアジョッキでググっと、ではなく、ワイングラスをちょっとごっつくした感じの素敵なグラスで、皆さんおしゃれにビールを飲んでいるのです。
みんな生。同じビールでも、白と茶で飲み比べたりも。これはどれも美味しかった!
確かに瓶ビールも美味しいけれど、やっぱり生とは格段に違う!そこで注文するときにはぜひ注意を。生ビールはフランス語で「au fut(オウ フュッツ=樽)」、英語ではドラフト、というけれど、メニューの書き方はお店によってバラバラでわかりにくい場合も多いので、店員さんに生ビールを注ぐジェスチャーをして確認することをオススメします。
ちなみに私はコクのあるbrun(ブラン)系が好みなので、一緒にいる友達も知らないビールをチャレンジしたいときは、brunを選んで今までハズレなしです。
雰囲気ある室内の鏡にかかれたメニュー。普通にカフェランチもあるし、おつまみも豊富
ビールはどこでも飲めるベルギーですが、オススメは「A la Mort Subite(ア・ラ・モルシュビッツ)」(=突然死へ)というちょっと縁起でもない名前のビアカフェです。いつも人で賑わうこの店は、テラス席だけでなく天井が高く明るい室内も、ビアカフェなのに健康的。生ビールの種類ももちろん豊富でおつまみも美味しい私のお気に入りです。場所はグラン・プラスからギャラリーサンチュベールを抜けて道路を渡ったところにあるので、アクセスも○。
グーズ博物館として公開。全部じっくり廻ると1時間くらいかかる。スタッフは皆いい人!
せっかくなのでビールの国のビール作りを見てみたい、という人にオススメなのが、カンティヨン醸造所です。ここは古代からのビール製法を100%守り続け、化学物質を一切加えないという主義を貫くベルギー唯一の醸造所。どんなに時間がかかっても自然発酵を守り、他の果実ビールが香料を使っていてもここでは自然の果実を使うという徹底ぶり。日本語の説明書を見つつ各自のペースで見学ができ、最後にビールを試飲させてくれます。酸味が効いていてすっきりした後口。本当に奥の深いベルギービール!ぜひ本場で色々試してみてください!
お家でも、お気に入りビール、グラス、コースターまでおそろい。お土産屋さんで買える!
■A la Mort Subite(ア・ラ・モルシュビット)
住所:Rue Montagne aux Gerbes Potageres, 7, 1000, Bruxelles
電話番号:(0)2 513 1318
URL:www.alamortsubite.com
営業時間:11:00-24:00 (日13:00-)
定休日:無し
■ Musee Bruxellois de la Geueze(グーズ博物館)
住所:Rue Gheude, 56
アクセス:南駅から歩いて10分ほど
URL:www.cantillon.be
開館時間:9:00-16:00 (土10:00-)
休館日:日・祝
入館料:4ユーロ
その他:入館料に試飲(見学終了後)一杯分込み
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/09/12)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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