- 内田由香
- ベルギー・ブリュッセル在住。北海道生まれの道産子。10代後半よりアメリカ、京都、沖縄、大阪、札幌、そして現在はベルギーに住む。飲食店オーナー目指し2004年脱サラ。後、料理&経営修行。「星付きレストランがフランス並みにある」と聞いてロータリークラブ奨学金を受けたのをきっかけに、2007年1月よりブリュッセルへ。
出発エリアをに変更しました。
パリコレで名を連ねるアントワープのデザイナーに注目。この町のマダムも迫力の着こなし!
ヨーロッパの多くがそうであるように、ベルギーでもセールは夏と冬の年2回、政府が決めた日程で一斉スタートを切ります。夏は大体7月初頭〜31日までですが、なんと冬のセールは大抵1月2日位〜31日位までという、まさに日本のお正月休み時期にかぶります。これから冬のヨーロッパ旅行を企画している人は、ぜひブリュッセルを基点にしてショッピングも楽しんでいただければいいなと思います。
今年の夏のセールも70%オフだらけ。ブリュッセルの高級ブティック街ルイーズ通りより
しかも最近のブリュッセルのセールは、スタート当初から70%オフを掲げるなどかなり大胆。壁に「70%」「50%」「30%」などと書かれ、「New」と書かれているコーナーは除外品なので日本のセールとそれは同じ。ただし、「表示価格から」という規定が法律でも決められています。ですので、例えばこちらが散々迷って試着して長蛇の列に並んだ挙げ句、レジで「(店員)表示価格がすでに割引価格です。」「(客)ええ〜!!」というのはお店側のルール違反ということになっています。
昨年の冬のセールで買ったダウンジャケット80%オフ→75ユーロ!
でもそのような知能犯的お店も存在するので要注意! 事前に忙しく立ち回る店員さんをつかまえて、「How much?」ときき、電卓なりできちんと数字を表示してもらうのがベスト。実際にベルギーっ子も「これどっちの価格?」と迷う場合は店員さんに聞いているので、気楽にしっかり確認してください。でも、確認しそびれて、レジで判明してしまった場合、お客が「警察で話しましょう」というと、お店側が大抵折れるそうです(ちなみに、公用語のフランス語、オランダ語ができなくても、お店の人はほぼ100%英語が通じます)。
国内電車ICや、国際電車(タリス等)で、田舎風景を楽しみながらの小旅行をぜひ!
セール目的でなくても、クリスマスの雰囲気が残る欧州を廻るのはとても素敵。実はブリュッセルは仏、英、蘭、独の主要都市の交通網の中心で(下記国際高速電車マップ参照)、例えばパリへはThalys(タリス)で1時間半、最安チケット「smily」なら往復54ユーロ。また、近年世界のファッション界を賑わすベルギー人のデザイナーが集まるアントワープへは国内電車ICで約45分、土日の「Weekend ticket」なら半額の6ユーロ(駅窓口でいつでも購入可)と、とても便利!この冬はぜひブリュッセルを基点にヨーロッパを巡ってください!
■ Thalys(タリス=高速電車のウェブサイト)
URL:http://www.thalys.com/be/en(英語のページ)
その他:格安チケット「smily」はオンライン予約&購入可で、プリントアウトがチケット代わりになり便利です。(日程、時間によっては売り切れる場合も)
■ 国際高速電車マップ
URL:http://www.planitram.be/EN/sncb/ENtgv.html(英語のページ)
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/10/02)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて