- 内田由香
- ベルギー・ブリュッセル在住。北海道生まれの道産子。10代後半よりアメリカ、京都、沖縄、大阪、札幌、そして現在はベルギーに住む。飲食店オーナー目指し2004年脱サラ。後、料理&経営修行。「星付きレストランがフランス並みにある」と聞いてロータリークラブ奨学金を受けたのをきっかけに、2007年1月よりブリュッセルへ。
出発エリアをに変更しました。
チョコレートファウンテンの光景が日常的に見られる場所もあまりない!?ブリュッセル中心部のチョコレート店にて
ベルギーのチョコレートはやっぱり凄い、と最近改めて思いました。その最たる理由は、「道を歩けばチョコレート屋に」ここまで「当たってしまう」場所もそうないと思うからです。どれほど「当たる」かというと、徒歩3分以内に数軒…例えばメトロ終着駅ストッケルでは駅から徒歩1分圏内にピエールマルコリー二、ノイハウス、マイウ(パティスリー)、レオニダスがあり、駅隣接スーパーのショコラ売り場は足下から頭上の高さまでびっしり並んだチョコレートコーナーが15mほど続いて(スーパーによっては20m以上のケースも!)いるのです。
ショーウィンドーのチョコレートディスプレイは見るだけでもうっとりするほど美しい!
チョコレート屋さんが溢れるほどあり、陳列されているチョコレートの数はもう無数といってもいいほど、ということは、やっぱり売れるためにみんな競ってアイディアを練り、切磋琢磨しているのです。例えば同じ「カカオ80%」のショコラ(板チョコ)でも香りが全然違い、ミントやオレンジの練り入れ方、食感も別物です。ベルギー発祥と言われるプラリヌ(中身にナッツやガナッシュなど入ったもの)は、もう食べる毎に違う味に出会うと言って良いほどです。
ベルギー王室御用達チョコレートブランドの一つ、neuhaus(日本名ノイハウス)のグラン・プラス店。日本人の店員さんがいる日も多いです
さて、ベルギーのチョコレートを一躍有名にしたのが、中にフィリングを詰めた「プラリヌ」ですが、やはりこれはベルギー王室御用達の5ブランド(マリー、ノイハウス、ガレ、ゴディバ、ヴィタメール)+ピエールマルコリーニを試していただきたいです!「美味しいよ!」といわれれる他のお店も試してみましたが、やっぱり姿カタチも美しく、尚かつカカオの香りが十分生かされて、プラリヌも手が込んでいて、ハズレが少ないと思うのはこの6店です(ピエールマルコリー二も実は王室御用達ブランドの出身のようです)。
今夜は、ショーウィンドーで人目惚れしたゴディバのチョコレートを2個買い!ほおばりながら家路を楽しみました
日本でもフランスやベルギーを含む欧州各地で修行されたショコラティエの味が楽しめますが、そんなお気に入りショコラが決まってるABロード読者もそうでない読者も、ぜひベルギーで色んな味を試していただけたら!と思います。高級感溢れる各店舗ですが、指差しで「コレ」と、一個売りもしてくれます。例えば、「ベルギートリュフだけ食べ比べ大会」をしちゃうのも面白いはず!それと、「その辺で売ってるチョコレート」がここまでカカオの香りを十分生かされたままスーパーに並んでいるのは、ベルギーならでは!なので、スーパーもお忘れなく!
スーパーで気軽にGaller(日本名ガレー)のチョコスティック!これも種類がありすぎるほどで、迷います
■ ベルギー王室御用達情報
(表示されているのは、チョコレートブランドのみ(英語))
URL:http://www.lesfournisseursbrevetesdelacour.be/uk/fournisseur.php(英仏蘭語、一部日本語あり)
その他:王室御用達ブランド(もしくは職人)は、チョコレートだけでなく、様々な業界に適用されています。HPによると、一度認定されるとその有効期限は5年間だそうですが、このチョコレート5ブランドは歴史的に認定され続けているようです。それぞれのHPは、上記URLページからリンクされています。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/02/27)
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