- 内田由香
- ベルギー・ブリュッセル在住。北海道生まれの道産子。10代後半よりアメリカ、京都、沖縄、大阪、札幌、そして現在はベルギーに住む。飲食店オーナー目指し2004年脱サラ。後、料理&経営修行。「星付きレストランがフランス並みにある」と聞いてロータリークラブ奨学金を受けたのをきっかけに、2007年1月よりブリュッセルへ。
出発エリアをに変更しました。
本当にここが「レストラン」…?と、改めて写真を見て思ってしまう雰囲気です。が、ハマリるんですこれが!
そのお店を見つけた瞬間、「え?ココ?」と皆さん思うに違いないほど「レストランらしくない」レストラン、その名は「L'Idiot du Village=村のバカモノ」。かなりユニークなネーミング通り、お店も「レストラン」というよりは怪しいバーのような外観です。でもここは、2人のオーナー、Alain Gascoin氏とOlivier Le Bret氏が15年以上も地元で人気を得ている正真正銘の「レストラン」なのです。
自分のホタテのソテーは写真がブレてしまいました。香草が効いてて美味!友達はロブスターと、もう一人はフォアグラをメインに
オーナーシェフでもあるアレン氏は、名門レストランで修行しフランスを代表するシェフAlain Passard氏に師事したフランス人です。旬の素材を彼オリジナルのアイディアで調理し、ココでしか食べられない皿はどれも絶品! 前菜ではわさびを使ったものがあったり、はっとするような食感に出会ったりと新鮮なお皿が沢山。6週間毎にメニューを変えてしまうので、「◎○は美味しい」と紹介するのは省きますが、でも、肉も魚もハズレはないようです。お値段は前菜13ユーロ〜、メイン16ユーロ〜、デザート、チーズ7ユーロ〜と言う感じ。
イイ感じでワインも空けて、とろとろ気分になってきました。ブリュッセルに住み始めて数年の、グルメな友人たちのオススメのレストランです
内装は一見「ガラクタ?」と思ってしまいますが、バロック調の家具や壁に掛かった絵画や照明など、個性的な装飾がお互いにマッチして一種「別世界」にいるような気分になってしまいます。「不思議の国のアリス」と本国グルメ情報サイトに紹介されているのも納得。そのうちこの不思議な空気感が心地よ〜くなってしまいます! よく見ると食器はなんだか暖かい感じのお皿です。ヨーロッパ人にとっては「おばあちゃんの家にあるような…」重厚な感じの懐かしいお皿のよう。レストランなのに家庭的な親密さを感じられてしまうのですね。
「帰りに外観を写真に撮ろう」と思いつつ飲んでしまい…忘れてしまったので、カードをご紹介。この絵がガラス窓に描かれています
ここは、サブロン広場から歩いて1分のところにあります。ちょっと小道にあるので、ホテルで住所と地図を確認することオススメします。れっきとしたレストランレベルのお店ですが、服装はカジュアルOK、正装する必要はなく気取らずに肩の力を抜いて楽しめる素敵なお店です。ラッキーなら当日予約ができますが、狙っていくなら1週間前に予約をしてください。今時HPもメールもFAXもないのが痛いけれど、それでも繁盛しちゃってる程のお店だからホテルで予約を頼んででもトライする価値ありです!
気取らずに肩の力を抜いて楽しめる素敵なお店。ぜひ予約をして訪れていただきたいレストランです。オススメです!!
■ L'idiot du Village イディオ・デュ・ヴィラージュ(レストラン)
住所: Rue Notre-Seigneur 19, 1000 Bruxelles
電話番号:+32(0)2 502 55 82
URL:無し
営業時間:12:00-14:00、19:15-23:00
定休日:土日
その他:予算平均:昼15ユーロ、夜50ユーロ
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/03/27)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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