- 竹内真里
- 2015年よりフランス(パリ)在住。パリで行われるイベントや、実際に足を運んで良かったオススメの観光スポットやお店情報のほか、生活や文化の違い、現地情報や最新のニュース(治安面など)も発信していけたらと思います。
出発エリアをに変更しました。
大勢の観光客が訪れるグランプラス
今回はベルギーのブリュッセル にやってきました。チョコレート、欧州連合本部の所在地などで有名な街ですね。
中央駅で降り、まず目指したのはグランプラスです。甘いワッフルの香りが漂い、フライドポテトやアイスクリーム屋さんなど多くの飲食店やブティックが建ちならぶ道を歩き、たどり着いたそこはまるで異空間。思わずおお〜っと感嘆すること間違いなしです。四方を囲まれた広場は、美しくそれは見事で、言葉で表現しがたい雰囲気が漂っています。
15世紀に建築されたグランプルスは1998年に世界遺産登録されています。広場内で最も目を引くのはブリュッセル 市庁舎。塔のてっぺんで黄金に輝くのは大天使ミカエルです。筆者が訪れた日は、市民の結婚式が執り行われていました。広場では、新郎新婦が身内や友人たちだけでなく、世界中の観光客から祝福されていました。
ごく最近まで水道水が放水されていたが、現在は循環式になっているという
次に目指したのは、芸術家ジェロム・デュケノワ作の小便小僧。1619年から現在の位置にあります。
事前に下調べをしなかったことから、少し迷いましたが、ものすごい人だかりができていたのですぐにわかりました。
筆者が訪れた際の小便小僧の装いは、白の上品な素材の上下に黒いとんがり帽子。なんと1000着以上の衣装持ちということでびっくりです。小便小僧についての詳しい歴史や衣装が見たくなったら、専用の博物館まであり、市立博物館のチケットで一緒に見学できるようになっています(関連情報参照
)。
衣装はテーマや国別により、ネットでも検索できるので見てみてください。日本は個人やテレビ局、現地の婦人会などから寄贈された、某テレビ局某番組のマスコット人形の衣装、金太郎、桃太郎などの衣装が見られます。
卵が3つ使われているストゥンプ。これで10ユーロ
滞在中、名物のストゥンプを一度は食べてみることをおすすめします。ヨーロッパではじゃがいもをいろいろな調理法でよく食べますが、ストゥンプはマッシュしたポテトに人参やみじん切りの玉ねぎ、パセリなどのハーブが程よく混ざっています。卵やベーコン、ソーセージなど、付け合わせが選べます。筆者は卵を選びましたが、3つも使われていて非常に食べごたえがありました。店によってマッシュポテトのつぶし加減や中に入っている野菜の歯ごたえも違いがあります。
ベルギーというとフライドポテトが有名ですが、世界中どこでも食べられるフライドポテトより、ストゥンプを試してみてください。
筆者が食べたお店はこちら
http://www.lecorbeau.be/
粉砂糖がふりかけられたシンプルなワッフル
ワッフルは至るところで販売されているので見つけるのに困ることはありません。ちょっと休憩に筆者は女王のギャラリー通り(ヨーコ・ツノ通り)の有名店で食べてみました。ナイフとフォークが添えられ、かしこまった感じはありましたが、味に関してはこれといって特別な感動はありませんでした。
それよりもフランクなおっちゃんが対面販売するワッフルのほうが、ふわっと温かく、これは美味しいと感じたのです。個人的な感想なので、食べ比べをしてみるのもいいでしょう。
フライドポテトとワッフルのお店は容易に見つけることができる
ブリュッセル 市立博物館公式サイト
http://www.brusselscitymuseum.brussels/fr
火曜日から日曜日の10時から17時まで
王の家と小便小僧の衣装をセットで見られるチケットは大人8ユーロ
18歳以下は無料
オンライン予約可
小便小僧のサイト(衣装が見られます)
https://www.mannekenpis.brussels/en/home#manneken-pis
ブリュッセル 市庁舎の公式サイト
https://www.brussels.be/city-hall
英仏蘭語のガイド見学は水曜と日曜日。個人は予約不要、団体は要予約。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/03/06)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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