ちょっと変わったベルギーのビール

ビールが美味しい国といえば、まずはドイツ、そしてチェコでしょう。ドイツやチェコのビールの美味しさは折り紙つき。地元の人々も、おらが町のビールを自慢にしています。ですがベルギーも、なかなかのビール大国なのです。ベルギーはチェコなどと同じく、ワイン用のぶどうが、なかなか育たない気候だということもあり、昔からワイン醸造よりもビール醸造が発達したのです。ドイツやチェコのビールは、日本でもおなじみのピルスナータイプのものが多いのですが、ベルギーはちょっぴり変わっています。もちろんピルスナータイプのビールもあるのですが、エールとランビックという種類が多いのです。どう違うのかというと、原料の発酵の仕方、熟成の仕方が違うのです。そのため、味わいも違ってくるのです。

種類豊富なベルギービールはいかが? 工場見学もできます 種類豊富なベルギービールはいかが? 工場見学もできます

グラスもバラエティ豊かです

ドイツでは、昔から「麦、ホップ、水以外の材料は使ってはいけない!」と厳格に決められていて、そのための法律まであります。ところがベルギーのビールは、フリーダムです。フルーツを加えてみたり、スパイスやハーブ類を加えてみたり。ドイツの真面目なビール職人に怒られてしまいそうです。ですが、そのフリーダムさのおかげで、多くの種類のビールを味わうことができるのです。ビールを飲むグラスにもこだわりがあり、トラピストビールという修道院で作られたビールは聖杯の形のグラスでいただきますし、細長いグラス、理科の実験で使うフレスコのような形のグラスもあります。それぞれ、どの形が一番美味しく飲めるか、ビールの銘柄によってグラスの形が考えられているのだそうです。

ビール博物館に、ビール工場見学はいかが?

そして、ベルギーの人々も自国のビールに誇りを持っています。ブリュッセルには、ビールの博物館もあります。18世紀のビール醸造器具などの展示をしていて、当然のことながらビールの試飲もあります。さらにベルギー各地に、工場見学ができるビール工場もあります。私は、ブリュージュのドゥハルヴマーン醸造所の見学をしたことがあります。ガイドさんが丁寧に説明してくれるのですが、その説明がアツイ! 自慢のビールだということが、よく伝わってきました。もちろんお楽しみの試飲もできますので、ビール好きの方はぜひ!