展示楽器の種類がとにかく豊富な万人向けの楽器博物館

欧州連合の主要機関やNATOの本部があり国際都市として知られるブリュッセル。世界遺産のグラン・プラスや王立美術館、小便小僧など有名なスポットで溢れる人気観光地でもありますが、それらに引けをとらない、ぜひおすすめしたい面白い施設があります。ブリュッセル中央駅からモン・デザール庭園を通って王立美術館へ向かう途中にある、ブリュッセル楽器博物館です。アールヌーボー様式で作られた建物は、以前はデパートとして使われていたようで、華やかな外観をしています。この楽器博物館は楽器の種類がとにかく豊富で、見たこともないような不思議な楽器が多数あり興味を引かれます。無料の音声ガイドで楽器の音を聴きながら体感的に楽しむことができるので、音楽に詳しくない方でもおすすめです。

実際に動くオートマタ付きの自動オルガン 実際に動くオートマタ付きの自動オルガン

あらゆる「機械楽器」が見られる地下展示室

見学順路は地下1階から地上1階、2階、4階へと上に上がっていくように進んでいきますが、最初の地下展示室から珍しい楽器が目白押しです。このエリアは「機械楽器」がテーマとなっており、20世紀以降の電子楽器だけでなく、19世紀以前の「機械仕掛けの自動楽器」が多数展示されています(むしろこちらがメインです)。オルゴールと同じ原理で動く自動オルガン「バレル・オルガン」や、それをさらに複雑化した「コンポニウム」、オートマタ(機械人形)付きのバレル・オルガンなど、見た目だけでも面白い楽器ばかりとなっています。

世界中の民族楽器が見られる1階展示室

次の1階展示室では世界各地の民族楽器が展示されています。特に、スコットランド音楽の代表的な楽器として有名なバグパイプは驚くほど展示が豊富で、興味のある方には特に面白いでしょう。インドの弦楽器シタールなどもたくさんありました。その他でおすすめなのは「ハーディ・ガーディ」という楽器です。これはヴァイオリンとギターを合わせたような外観をした手回し式で演奏する鍵盤楽器なのですが、実際に見てみないと想像のつかない楽器ではないか思います。ぜひ実物を見てみてください! 初めて目にして音を聴くときっと「こんな楽器もあるんだ」と思われることでしょう。

2階以降は西洋音楽史に沿った展示内容

2階以降は、ヴァイオリン族やチェンバロなど、近代以降の西洋音楽の歴史を形作っていく楽器の、特に貴重なものが展示されています。クラシック音楽に興味のある方にうってつけの内容ですね。このように展示内容が豊富なブリュッセル楽器博物館の入場料は8ユーロ、定休日は月曜日で、それ以外は9時半または10時から17時まで開館しています。訪問しやすい立地、値段、営業時間だと思いますので、ブリュッセル観光の際はぜひ足を運んでみてください!