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ベルギー王立美術館(前編)〜ブリューゲル没後450年イヤーに見るべき作品はコレ!


フランダース美術の殿堂、ベルギー王立美術館へ

古典部門の部屋には、15世紀から18世紀のベルギー印象派までフランダース絵画が収められています。写真はヒエロニムス・ボス『聖アントニウスの誘惑』作品の一部。 古典部門の部屋には、15世紀から18世紀のベルギー印象派までフランダース絵画が収められています。写真はヒエロニムス・ボス『聖アントニウスの誘惑』作品の一部。

かつてネーデルランド(「低地地方」という意味)と呼ばれたベルギー・オランダは、偉大な画家を多く輩出しています。ヤン・ファン・エイク、ヒエロニムス・ボス、ブリューゲル、ルーベンス、レンブラント、フェルメール、ゴッホ、マグリット、モンドリアン・・・。なかでも2019年は、ピーテル・ブリューゲル1世(1526頃〜1569年)の没後450年にあたり、ベルギー国内ではブリューゲル記念イヤーとして魅力的な催しがいっぱいです。まずはブリュッセルにあるベルギー王立博物館の古典部門で、ピーテル・ブリューゲル1世とその子孫たちの作品を鑑賞しましょう。

ブリューゲルを魅了した大画家ヒエロニムス・ボスとは?

ヒエロニムス・ボス『聖アントニウスの誘惑』作品の中には、スターウォーズのキャラクターのヒントにしたのでは?と思わせるものもあって興味深いです。 ヒエロニムス・ボス『聖アントニウスの誘惑』作品の中には、スターウォーズのキャラクターのヒントにしたのでは?と思わせるものもあって興味深いです。

ブリューゲル一族の父、ピーテル・ブリューゲル1世の作品を見る前に、ブリューゲルが強く影響を受けたヒエロニムス・ボス(1450年頃〜1516年)の『聖アントニウスの誘惑』もチェックしておきましょう。「人々に喜びとファンタジーを与える絵」として当時の貴族たちに絶賛されていたヒエロニムス・ボスの絵は、スターウォーズやジブリアニメのキャラクターにも出てきそうな、愉快なモンスターで溢れています! 内容は聖俗の対立、または信仰の闘争をイメージ的に描いているそうです。現在では、ボスは美術史上初のシュルレアリストとも称されますが、確かに、今見てもその空想力は見るものを圧倒します。そこここに描かれているキャラクターすべてをスマホで撮影したくなりますよ。

ブリューゲル渾身の作『反逆天使の転落』

反逆天使とは天界を追放された堕天使のこと。画面中央で悪魔と戦う大天使ミカエルは善の勝利を意味していますが、ブリューゲルが悪魔として描く昆虫や魚の化けものは人間世界の高慢や嫉妬、貪欲、怠惰を描いていると考えられています。 反逆天使とは天界を追放された堕天使のこと。画面中央で悪魔と戦う大天使ミカエルは善の勝利を意味していますが、ブリューゲルが悪魔として描く昆虫や魚の化けものは人間世界の高慢や嫉妬、貪欲、怠惰を描いていると考えられています。

ヒエロニムス・ボスの世界に魅了されたピーテル・ブリューゲル1世は、「第二のボス」といわれるほど、ボスと同じ様式の絵画や版画を制作します。ブリューゲルの没後に「ボスの天才的な空想力を継承して、それを上回る熟達を実現した」と著名画集の中で絶賛されている。その傑作品が『反逆天使の転落』です。ブリューゲル本人も、自分の多くのテクニックを見せる傑作、と評しています。ピーテル・ブリューゲルが活躍した時代は、大航海時代の真っただ中。この絵を見ると、新大陸からやってきた植物や昆虫、羽飾り、オスマントルコの帽子なども描かれていて、ブリューゲルが大変好奇心が強く教養があったことが伺えます。人間界の罪を描いているものですが、とにかく、こちらもボスに勝るとも劣らない楽しさです。「ベルギー王立美術館」(後編)へ続きます。
●ベルギー王立美術館 www.fine-arts-museum.be
●取材協力:ベルギー・フランダース政府観光局
       www.hollandflanders.jp

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/03/14)

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※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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