橋を渡って町の西側へ

ボスニアの世界遺産スタリ・モスト、その2から続きです。東側から西側へ橋を渡り終わると、目の前に置いてある石に「DON’T FORGET ’93 」とペンキで書かれた文字が見えます。スタリ・モストが壊された93年を忘れるなという意味か、もう二度とあのような悲劇を起こすなという意味なのかはわかりません。しかし観光客でにぎわうこの場所で戦闘があったということを、私たち観光客にも忘れないでいてくれというようにも感じました。橋を渡った西側も石畳の旧市街が修復されていて、レストランやカフェ、土産物屋などが並んでいます。坂を降りて川岸へ行くと、観光に少し疲れた観光客が足を水に浸すなどして涼んでいました。ここから見上げる橋もまた、美しいことには変わりありません。橋まで行ったら、ぜひ下まで、降りてみて下さい。

橋の下を流れる川岸から見た、スタリ・モスト 橋の下を流れる川岸から見た、スタリ・モスト

モスタルのおすすめレストランは?

さて、ここでモスタルのおすすめレストランを紹介しましょう。スタリ・モストを渡ってすぐの所にある、「シャドルヴァン」です。ボスニア・ヘルツェゴビナの郷土料理が食べられる、人気の店。「かしこまった高級店」ではなく、リラックスした雰囲気です。たいていのガイドブックで紹介されていますし、ホテルでもまずここを紹介するので、探すのに迷うことはないでしょう。ただし、私が行った8月中旬は観光シーズンど真ん中とあり、ずっと満席でした。夜は20時前後が混み合うので、少し早めに行ったほうがいいですね。チェバプチチやヤブラクといった肉を使った郷土料理がおすすめです。

できればモスタルに1泊しましょう

宿泊ですが、私はホテルでなくソベ(プライベートルーム)に泊まりました。ソベは旧ユーゴ諸国でよくある民宿のようなものですが、私が泊まった所はどこも玄関と部屋の鍵をくれたので、出入りに気を使うことはなく、また部屋も清潔で快適でしたよ。ネットで事前に口コミなどを調べてみるといいでしょうね。ホテルやソベも数多くあるので、困ることはないでしょう。バスターミナルはスタリ・モストから1キロほどの新市街にあります。ホテルやプライベートルームの多くはその間にあり、徒歩圏。なのでタクシーを使うこともないでしょう。ね。ドブロブニクやサラエボからの日帰りもできますが、できれば一泊して落ちついた町の夜の雰囲気や、ライトアップされたスタリ・モストを楽しみましょう。