古くはアートコロニーだったポチテリ

「モスタルの郊外ツアー(その2)」からの続きです。次に向かったポチテリは、丘沿いに民家が建つ小さな村。16〜17世紀のオスマン・トルコ時代に芸術の町として栄えたそうで、現在でもイスラム文化を色濃く感じられる景観を残しています。定番の観光スポットでもあるため、ドブロブニク(クロアチア)からのモスタル日帰りツアーなどでも立ち寄ることが多いでしょう。しかしそのような長距離ツアーだとあまり時間がないため、露店の土産物屋がひしめく村を散策だけして終わり、というケースがあります。それだけでも面白くはあるのですが、ポチテリでぜひご覧いただきたいのは、丘の上の要塞からの眺望です。

石段を上がって要塞へ向かう 石段を上がって要塞へ向かう

ポチテリとその周辺を一望できる要塞

村のどこからでも見える丘の上の要塞は、15世紀のハンガリー王国時代に建てられたという歴史的な建築物です。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の際に爆撃によって破壊されてしまい、現在も内部は完全に修復されてはいません。そのあまり足場の良くない状態の階段を使って要塞を上がっていくわけですが、頂上からの見晴らしは壮観。ポチテリ村の独特な景観と中心のあるモスク、豊かな木々、そしてすぐ近くを流れるネレトバ川が一望できます。モスタルからの郊外ツアーの目玉のひとつなので、村の風景も要塞からの眺めも、どちらもぜひたっぷりご堪能ください。

要塞からの眺望 要塞からの眺望

泳ぐこともできるクラヴィカの滝

歴史や文化を学べるスポットに行ったあとに向かったのは、大自然を肌で満喫することができるクラヴィカの滝。滝の下の湖には入ることができ、私が行った夏にはたくさんの人たちが泳いでいました(着替えのためのスペースもあります)。私も水着を持っていっていたので泳ぎましたが、透明度の高い水は冷たくて気持ち良く、壮大な景観の滝を前に童心に返って遊んでしまいました。湖には橋が架かっていて、滝までは地上からも近づくことはできますが、水着持参で水遊びも一緒に満喫されることをおすすめします。ツアーではこの近くにあるレストランで遅めの昼食をとりました。思い切り遊んだあとの空腹を満たしてくれる、絶妙なタイミングだったと思います。その4に続きます。

迫力満点のクラヴィカの滝 迫力満点のクラヴィカの滝