クロアチアで楽しめるお手軽ハイキング

この夏(2015)、クロアチアにある世界遺産のプリトヴィッツェ湖群国立公園に行ってきました。公園自体の説明や宿泊については別項に書いているので、今回はそのハイキングコースを具体的に紹介してみましょう。この国立公園は、クロアチアの首都ザグレブから南へ約110キロ(バスで2時間半)の渓谷の間に点々とある湖です。大小16の湖がありますが、石灰岩のカルスト地形にあるため、湖水に含まれるミネラルがあちこちで流れをせき止めて、小さな滝を作っています。透明度が高い湖には、石灰が付着した倒木が沈んで絶景を生み出しています。この湖にはいくつも散策路が作られており、ハイキングコースとしても有名なことから、週末や夏休みには多くの人がやってきます。

湖の上に渡された、木の橋が多い散策コースが人気 湖の上に渡された、木の橋が多い散策コースが人気

プリトヴィッツェ湖群国立公園への行き方

公園内は広く、高低差のある散策路が南北に伸びています。幹線道路から公園に入る入口は2カ所。それぞれにバス停があり、Ulaz(入口)1とUlaz(入口)2と呼ばれていますが、他の町からバスで行き、ホテルに宿泊する場合はUlaz 2で降ります。バスの運転手も心得ていて、よほどのことがない限りここで降ろしてくれますし、荷物を持った他の乗客はほぼUlaz 2で降りるのでわかるでしょう。ザグレブからのバスならそのまま、スプリット方面からのバスなら歩道橋を越えた道の反対側が公園への道。途中にレストランやホテルへの道が分かれていますが、そのまま下って道なりに歩いて行けば、チケット売り場の前に出ます。入園料は夏と冬とでは異なり、開園時間も長い夏の方が高く設定されています。学割ありなので、学生の方は国際学生証を提示するといいでしょう。

2つあるハイキングコース。まずはどちら?

このチケット売り場がST2(ステーション2)と呼ばれている場所ですが、ハイキングコースはここから南の「上湖群」と、北の「下湖群」に大きく分かれます。コースを歩く所要時間は、上湖群が2〜3時間、下湖群が3〜4時間、両方回ると6〜8時間といったところでしょうか。通常は日帰りの人たちはメインの下湖群だけ、という人が多いようです。私は一泊したので、初日の午後に下湖群、翌日の午前中に上湖群というスケジュールで回りました。ただ、逆光が多かったので、写真を撮るなら順番を逆にしたほうがいいかもしれません。美しさは両方とも甲乙付け難いのですが、下湖群のほうが滝や洞窟もあり、開けた景色が多いなどと、風景に変化があります。一方上湖群のほうは小さな湖が、箱庭的にあるのが魅力となっています。(その2に続く)