ドブロブニーク旧市街を見下ろすスルジ山

世界遺産にも登録されている、クロアチアの大人気観光スポットであるドブログニク旧市街。アドリア海の景色が魅力の港町のイメージが強いですが、海の反対側すぐのところには小高い山があります。この小高い山、標高412mのスルジ山はその立地から、19世紀初頭のナポレオン戦争の際は要塞が作られたり、20世紀末のクロアチア独立戦争の際は主戦場になったりと争いの絶えいないエリアでしたが、現在ではロープウェイが運行され旧市街を一望できる観光スポットとして人気を集めています。スルジ山に登るためのロープウェイは旧市街の東端プロ−チェ門から歩いてすぐのところにあり、ほとんどの観光客はこれを利用するのですが、実はちゃんと整備された登山道も用意されています。こちらの登山道、利用するのは現実的なのでしょうか?

スルジ山登山道からのドブロブニーク旧市街の眺め スルジ山登山道からのドブロブニーク旧市街の眺め

楽な道ではないが展望は最高

標高412mの山というと低く感じるかもしれませんが、スタートはほぼ海と同じ高さ、つまり0m地点から登っていくので、けっして楽ではありません。そこで私は上りはロープウェイ、下りは登山道を使って行くことにしました。スルジ山頂上の展望台から北西に少し歩いていったところに駐車場があり、その先が登山道につながっています。登山道を少し進んでいき視界が開けると……そこにはやはり素晴らし景色が広がっていました。展望台からだと、どうしてもロープウェイのロープや支柱が視界に入ってしまい、写真を撮るにしても気になってしまうのですが、登山道からの景色は遮るものが一切なく、また旧市街側だけでなく、右を向くとラパド地区やバビン・クック地区といった新市街も見渡せ、まさに絶景です。

登山道を使うなら準備は入念に

私は下りでも1時間弱かかりましたので、登っていたらゆうに2時間以上を費やしたと思います。さすがにそれだと観光時間がもったいないですが、ドブロブニークの景観を心ゆくまで楽しみたい人は、ぜひ下りだけでもスルジ山の登山道を利用してみてください。一本道なので迷うこともないと思います。ただし、登山道には日陰を作ってくれるような木はほとんどありません。また整備はされていますが、道は大きな石がゴロゴロ落ちています。日差し避けの帽子や歩きやすい靴、補給用水分や汗ふきタオルなどしっかり用意した上で向かいましょう。