旧市街にある3つの博物館

ドブロブニク・カードの後編です。さて、このカードで入れる8つの見どころのうち、人気の2つを先に紹介しました。しかし、残りの6つは微妙なものばかりです。要塞内にある「海洋博物館」(入場料40クーナ)は、ドブロブニク繁栄の歴史を船の模型などと共に解説した小さな博物館。悪くはないのですが、興味のない人には退屈かもしれません。「民俗学博物館」はパネル中心で、民族衣装の展示以外はあまり見応えはありません。ただし、上階の窓からの旧市街の眺めはきれいです。「自然史博物館」は、周辺に住む動物の剥製などが中心の小さな博物館。これも、何もここでわざわざという気がしないでもありません。

展示は地味だが、上階からの眺めはいい民俗学博物館 展示は地味だが、上階からの眺めはいい民俗学博物館

行く人は少ない、あまり有名でない3つの見どころ

「マリン・ドゥルジッチの家」(入場料30クーナ)はドブロブニク出身の劇作家マリン・ドゥルジッチについての展示ですが、ほとんどの日本人にはこの人には縁がないので、たとえこのカードがあっても入る人は少ないのではないでしょうか。ほかにも旧市街では「Dulcic - Masle - Pulitika Gallery」に無料で入れます。最後のひとつは旧市街の外にある「アートギャラリー」ですが、これは少し離れているので、みなさんきっと行かないでしょうね。修道院や教会といった、他の有名な見どころが含まれていないのが、このカードの弱い所ですね。

場合によっては使い出があるバスの乗車カード

もう1枚、市バスに無料で乗車できるカードのほうですが、これは宿泊先が旧市街から離れている場合、けっこう使えます。というのもバスの乗車券は、車内で買うと1回15クーナ(約270円)もするんですよね(券売所では12クーナ)。たいていの観光客はバスで旧市街に向かうことになるので、これは便利だと思います。単純にホテルから1往復しても30クーナ。この無料パスがあれば、観光の途中で休憩にホテルまで帰ることもできますしね。ちなみにこの乗車パスですが、1日券の場合は無制限ですが、3日券の場合は10回、7日券の場合は20回と制限があります。

結論としては、お得?

たいていの日本人観光客の場合、ドブロブニクに1週間も滞在しないでしょうから、買うのは1日券か3日券でしょう。私は1日券をうまく使うのがいいと思いますが、人によっては3日券でもいいと思います。正直言って無料になる見どころで、入る価値があるのは「城壁」「旧総督邸」、あとは「海洋博物館」ぐらいなので、このドブロブニク・カードがお得かどうかは、市バスを利用するかが大きいでしょうね。2つの有名な見どころと、市バスで1往復すれば1日券なら元は取れます。さて、私はというと、時間がうまく合わず城壁に登れなかったので、元が取れませんでした(笑) 小さな博物館に行っている場合じゃなかったですね。残念。(この情報は2015年8月のものです。1クーナ=18円で計算)