スプリットからの日帰り旅行の定番なら

ドブロブニクに次ぐ、アドリア海有数の観光都市スプリット。ここ自体が世界遺産の旧市街がある観光地ですが、周辺の見どころにもアクセスがいいので、ぜひ連泊してほしい町です。今回はここからバスで2時間ほど海沿いに北上したところにある小さな町、シベニクを紹介したいと思います。坂の多いこの小さな町には、世界遺産に登録された聖ヤコブ大聖堂をはじめとする、中世の建物がいくつも残っています。観光には2時間ほどあれば大丈夫なので、スプリットから気軽に日帰り観光できる場所ですよ。

丸みを帯びた屋根が印象的な聖ヤコブ大聖堂 丸みを帯びた屋根が印象的な聖ヤコブ大聖堂

世界遺産・聖ヤコブ大聖堂への行き方

バスが着くのは旧市街の南東。バスターミナルから海沿いに5分も歩けば、旧市街の入口にすぐにたどり着きます。東の入口にある聖フランシスコ教会横から狭い路地に入っていってもいいですし、海沿いのプロムナードをまっすぐ歩いて、真っ先に世界遺産の聖ヤコブ大聖堂に向かっていってもいいでしょう。インフォメーションは、このプロムナード沿いにあります。プロムナードを歩いて行くと、右側に聖ヤコブ大聖堂の屋根が見えてくるので、それを越して階段を上れば聖ヤコブ大聖堂の正面に出られます。この聖ヤコブ大聖堂の建築が始まったのは1432年で、完成までには100年を要しました。そのため、当初はゴシック様式で建設が進められていたのですが、途中でルネッサンス様式に変更になっています。

教会の中に入ってみましょう

では大聖堂の前に立ってみましょう。正面のファサードは西向きなので、写真を撮るなら午後がおすすめです。上部には大きなステンドグラスのバラ窓があり、午後には西日が中に差し込むようになっています。半円の丸みを帯びた屋根が、この教会の外観に優しい印象を与えています。中はわりとシンプルで広くはありませんが、ゴシックのアーチの上にルネッサンス式の丸みを帯びた屋根が乗っているのがわかります。残念ながら、私が訪れた2015年の8月は祭壇のある内陣は一部工事中でした。しかし内部の見ものは、祭壇の両脇などにある洗礼室の天井に作られた彫刻でしょう。優雅さえ感じさせる彫刻は、聖堂の建設を手がけたユライ・ダルマティナッツらによるもの。教会西の入口に前に建っているのが、彼の銅像ですよ。(後編につづく)