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世界遺産のスプリット旧市街。ディオクレティアヌス宮殿跡をくわしく案内します! その2


掲載日:2016/05/16 テーマ:観光地・名所 行き先: クロアチア / スプリット

タグ: 遺跡 街歩き 世界遺産


観光の目玉の大聖堂に入ってみましょう

大聖堂の内部。かつでのディオクレティアヌス廟の名残りはほとんどない 大聖堂の内部。かつでのディオクレティアヌス廟の名残りはほとんどない

ディオクレティアヌス宮殿の観光案内、その1からの続きです。中庭の東には、24本の列柱に囲まれた八角形の建物があります。これがスプリットの「大聖堂」ですが、教会はふつうは十字形をしているので、この形は珍しいですよね。この建物はもともとディオクレティアヌス帝の墓を収める廟として建てられたものでした。中に入ると、8本の柱が円形に並び、その上にさらにある8本の小さな円柱が円形ドームを支えているのが見えます。かつて中央にはディオクレティアヌスの棺がありましたが、後にキリスト教徒により破壊されてしまい、今はありません。キリスト教徒にとっては、ディオクレティアヌス帝は「最後の大迫害」をした“悪の”皇帝だからです。建物の中は小さいですが、中世に施された貴重な彫刻がところ狭しと飾られています。

皇帝の代わりに殉教者の聖人が

大聖堂の南東の窪みにあるのが、その「最後の大迫害」で殉教した、サロナの司教聖ドムニウスの祭壇(棺)。北東の窪みにあるのも、やはり同じ迫害で殉教したサロナの聖アナスタシウスの祭壇です。両祭壇の彫刻は15世紀のもの。ディオクレティアヌスの遺体がどうなったかは、誰も知るものはいません。ディオクレティアヌス帝は、まさか自分の棺が破壊され、その建物に自分が迫害したキリスト教徒の司祭が葬られるとは、夢にも思っていなかったでしょう。奥の八角形の建物からはみ出た部分(主祭壇)は、17世紀になって拡張された部分です。

スプリットの旧市街が一望できる鐘楼

大聖堂に入るのは無料ですが、宝物室は有料(15クーナ、約270円)です。大聖堂に付属する施設としては、みなさんが入りたいのはスプリットのランドマークともいえる鐘楼でしょう(15クーナ、約270円)。高さ60メートルの鐘楼は、13世紀から16世紀にかけて建てられたもの。中の階段を上って上まで行けますが、隙間から下が見えてしまい、けっこうこの階段が恐い(笑) 高所恐怖症の人はきっと登れないでしょうね。ただし、上からは市街や港がよく見渡せ、いい景色が堪能できますよ。(その3につづく)

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/05/16)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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