スプリットからわずか30分で、もうひとつの世界遺産に!

ドブロブニクに次ぐ、アドリア海有数の観光都市スプリット。世界遺産のディオクレティアヌス宮殿が有名ですが、この町は周辺への見どころにもアクセスがよく、ここを拠点にしていくつもの見どころに行けます。今回はここからバスでたった30分で行ける町、トロギールを紹介したいと思います。旧市街があるのは、本土と小さな橋でつながった500メートル四方ほどの小さな島ですが、ここには世界遺産に登録された聖ロヴロ大聖堂があります。1時間ほどあれば観光できてしまう広さなので、スプリットから気軽に日帰り観光できる場所ですよ。

高い鐘楼が目印の世界遺産・聖ロヴロ大聖堂 高い鐘楼が目印の世界遺産・聖ロヴロ大聖堂

バスを降りてすぐの旧市街

バスが着くのは、旧市街のある島のすぐ向かい。歩いて3分ほどで橋を越えると、城壁の一部の北門に出ます。かつては旧市街全体が城壁に囲まれていましたが、今では残るのはこの北門周辺など一部のみです。門の上に立つ像は、町の守護聖人イヴァン・ウィルスィニです。門の向こうに、もう聖ロヴロ大聖堂の鐘楼が見えて来るので、道に迷うことはありません。北門から徒歩2分ほどで、街の中心イヴァナ・パヴラ広場に出ます。この広場の北側に世界遺産の聖ロヴロ大聖堂、東側に14世紀の市庁舎の建物、南側に15世紀に建てられた時計塔があります。まずは広場のカフェで休んで、この風景に浸ってから観光をスタートさせるのもいいでしょう。

さまざまな建築様式が混在している教会

世界遺産「聖ロヴロ大聖堂」を見てみましょう。建築が始まったのは13世紀ですが、完成は17世紀と時間がかかったため、さまざまな様式が混じっているのが特徴です。たとえば町のシンボルともいえる鐘楼は、1階はゴシック、2階はヴェネツィアン・ゴシック、3階は後期ルネッサンス様式ですし、身廊はゴシック、礼拝堂はルネッサンス、入口の彫刻はロマネスク様式になっています。とくにロマネスク様式の彫刻で飾られた門は傑作との声も高く、必見です。両脇には一対のライオン像の上にアダムとイヴの像があり、正面上にはイエスの生誕が彫られています。

トロギールへのアクセス

内部の最大の見ものは、聖イヴァン礼拝堂です。12使徒などの初期ルネッサンス様式の彫刻が見応えがあります。内部を見た後は、鐘楼に登ってみましょう。狭い階段を上っていくと、鐘のある頂上に出られます。眺めはいいですが、階段が落ちそうで少し怖いかもしれません。時間が合えば、スプリットからトロギールへは船でも行けます(1日4便、約1時間)。スプリットからのバスは、シベニクやザグレブ行きなどの長距離バスの利用と、市バスの両方が利用できます。共に30分おきぐらいですが、乗車場所が違うのでご注意下さい。長距離バスは途中ノンストップなので所要30分ほどですが、市バスはバス停に停まったりするので、50分ほどかかります。スプリットに行ったら、トロギールの観光も忘れずに!