ザグレブ中央駅から新市街を北へ

「カフェの町ザグレブ」の後編です。鉄道駅前から旧市街の入口のイェラッチ広場までは、トラムでも行けますが、1キロちょっとなので、天気がよければ歩いてみましょう。道のりの2/3ほどは細長い公園の中を通っていけるので気分もいいです。駅に面したトミスラヴ広場は、花壇の花が美しい広場。ここにある騎馬像は、初代国王のトミスラヴのものです。公園内には現代美術館やアートパビリオンなど、いくつかの年代物の建物があります。

ザグレブの町にはカフェが多い ザグレブの町にはカフェが多い

なぜかミイラが充実した博物館

公園の西側に面して建つのが「考古学博物館」の建物です。おもに先史時代から中世までのものを展示した、小さいながらも充実した博物館です。有名なのは、紀元前2000年以上前に栄えたドナウ川流域の文化のものである「ハト型土器」でしょう。これはクロアチアの紙幣の裏面にもデザインされています。あとは古代エジプトのミイラの部屋があり、それがなぜか妙に充実しているのが特徴です。ミイラが置かれた暗い部屋は、ひと気がない時に行くとちょっと恐いほど。博物館の中庭にはカフェがあり、庭に置かれた発掘品を見ながらくつろげるようになっています。見学に疲れたときにおすすめです。

カフェの町、ザグレブ

カフェで思い出しましたが、サグレブは「カフェの町」とも言われるくらい、町なかにカフェが多いです。クロアチアの通貨はクーナで、他のEU諸国からくるとかなり物価が安く、同じクロアチアでも観光地で物価が高いドブロブニクやスプリットよりも、レストランやカフェは安いかもしれません。たとえばカプチーノが駅近くのカフェで8クーナ(約145円)でした。クロワッサンを隣のパン屋で買って持ち込んで食べれば、朝食だって安くすませられます(朝のパン程度の持ち込みなら、細かいことは言いません)。そんなわけで、この町では歩き疲れると、すぐにカフェに座ってコーヒー休憩でした。

しかもビールも安いクロアチア!

「コーヒーが安い」と先に書きましたが、しかしカフェのメニューを見るとビールがこれまた安いんですよね。どのカフェでもあるビールの銘柄は「Karlovacko(カルロバチコ)」と「Ozujsko(オジュイスコ)」の2つ。この2つは小瓶、中瓶がカフェにありますが、値段にあまり差がなく、小瓶で200円、中瓶で250円程度でした。ならば酒飲みなら、コーヒーでも小瓶でもなく、中瓶を頼みますよね?(笑) ちなみにフルーツフレーバーのビールもけっこう一般的でした。話が逸れますが、クロアチアのスーパーで驚いたのは、ビールがペットボトル入りで売られていること。それも2リットルサイズで、200円ぐらいと格安なんです。

見どころは多くはないが、ここでのんびりするのもおすすめ

観光のメインは考古学博物館からさらに5分ほど北に歩いた、旧市街です。こちらについては、「たびナレ」ですでに書かれている方がいるので、私は今回省略させていただきます。しかしとても小さいので、2〜3時間あればだいたいのところを見て回れます。なのでザグレブに滞在しなくても、半日ほど時間があればこの町の観光は可能ですね。しかし、私は2泊して良かったと思っています。それまで、「朝から晩までがんばって観光」という都市が多かったので、久しぶりにのんびりできたからです。そう、ザグレブは首都で、それなりに人は多いのですが、そんなにせわしないというほどではないんですよね。都会でのんびりも、なかなかいいものですよ。夏のドブロブニクやスプリットよりは、私ははるかにのんびりできましたよ(笑)