世界遺産、チェスキークルムロフ

チェコ、南ボヘミア地方の小さな町、チェスキークルムロフ。幸いなことに、ここは中世そのままの街並みが残っており、それがユネスコ世界遺産に登録されています。そんなチェスキークルムロフの最大の見どころは、なんといってもチェスキークルムロフ城でしょう。ガイドツアー形式で内部を見学することができますが、冬季と月曜日はお休みなので、ご注意! これは14世紀ごろに建てられた古城なのですが、歴史ある建物につきものの幽霊のうわさもあります。ちょっびり怖いですね。

怖い幽霊にも会えるかも? チェコのチェスキークルムロフ城 怖い幽霊にも会えるかも? チェコのチェスキークルムロフ城

白い貴婦人の伝説

昔々その昔、チェスキークルムロフ城に嫁いできた女性がいました。ところが、望まぬ結婚だったからでしょうか。そのご婦人の死後、雨がしとしと降る晩になると「でる」ようになったのだとか。「でる」ときには、白いドレスを着ていることから、「白い貴婦人」というニックネームがついたのだそうです。ニックネームまでつくとは、ずいぶん愛されている幽霊ですね。

幽霊を見た人の話

これはある人に聞いた話です。霊感がある人が夜のチェスキークルムロフ城に散歩に行ったそうです。夜のチェスキークルムロフ城は、ライトアップされ、城の内部は施錠されてはいますが、中庭には入ることができます。その人は、中庭まで行ったのだそうです。そして、ふと視線を感じて見上げると、窓という窓から、中世の衣装を着た人々が、その人をじっと見おろしていたのです! 襟のところにヒラヒラがついた、よく古い肖像画でみる服装だったそうです。

私は見ることができませんでした

その話を聞いて、私はとてもうらやましく思いました。そこで、チェスキークルムロフに宿泊した晩、チェスキークルムロフ城の中庭に行ってみました。もし、中世の人に会えたら、ぜひいろいろ質問してみたかったのです。ところが、残念ながら私には中世の人々が見えませんでした。がっかりしながら、ホテルに帰ろうとすると、暗闇になにやら動くものが! それは、生きた若い男女でした。私は、幽霊には会えず、地元の若いカップルのデートの邪魔をしただけだったのでした。