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海外現地発ガイド通信

世界遺産の城があるモラヴィアの小都市クロムニェジーシュ


掲載日:2017/06/10 テーマ:世界遺産 行き先: チェコ / ブルノ

タグ: 宮殿 公園 美しい


モラヴィアの美しさを発見しよう

町の中心ヴェルケー広場に並ぶ建物の1階はアーケードになっている 町の中心ヴェルケー広場に並ぶ建物の1階はアーケードになっている

プラハには何度でも訪れるチェコ好きトラベラーでも、モラヴィア地方まで足を運ぶ人はそう多くない。しかしモラヴィアには古い歴史の町がたくさんあり、世界遺産の数も多い。プラハはじっくり見学したので、次はどこへ行こう?と迷ったのなら、是非モラヴィア地方の町を訪れてみよう。起点となる都市はブルノ。プラハに次ぐチェコ第二の都市だ。ここを起点に日帰り可能な世界遺産の町なら、まずはクロムニェジーシュをお薦めしたい。ブルノからは電車でもバスでも1時間半ほどだ。クロムニェジーシュ駅に着いたときに必ず帰りの電車時刻を確認しておこう。駅から旧市街は近く、徒歩で10〜15分ほど。町の中心であるヴェルケー広場は長方形の大きな広場で、そこを取り囲むように民家が軒を並べている。

最終的にリヒテンシュタイン侯爵家が町を支配

長方形の大きなヴェルケー広場。右端の時計台がある建物は市庁舎 長方形の大きなヴェルケー広場。右端の時計台がある建物は市庁舎

広場の北側には世界遺産のクロムニェジーシュ城がほんの少し姿を見せている。城といっても城主は大司教だった。12世紀の初め頃、モラヴィアの宗教都市オロモウツの大司教によって最初の城が建設された。13世紀にクロムニェジーシュは都市に昇格し、町は市壁で取り囲まれる。15世紀はフス戦争やポジェブラディのイジー王、ハンガリーのマーチャーシュ王によって支配されるなど、領主が目まぐるしく交代した。16世紀になって城はルネサンス様式に建て替えられた。平和な時代が到来したかと思えばそれもつかの間、17世紀の30年戦争で再び町と城が破壊された。そして1664年にオロモウツ司教が亡くなると町はリヒテンシュタイン家に引き継がれる。リヒテンシュタイン家はモラビア地方で力を蓄えていった貴族である。

市民の憩いの場になっているクロムニェジーシュ城の庭園

クロムニェジーシュ城の裏には美しいフランス庭園がある クロムニェジーシュ城の裏には美しいフランス庭園がある

リヒテンシュタイン家のカール二世侯爵はイタリアから建築家ジョヴァンニ・ピエトロ・テンカラを呼び寄せて城の大改築を行った。後期バロック様式で城が改築されると、カール二世は城の背後に広大なイギリス庭園を造った。敷地に流れていた小川を取り入れ、川に沿って散歩道を造った。今日、その庭園は整備されて一般公開され、誰でも無料で入ることができる。城のすぐ後ろには噴水や花壇があって孔雀が放し飼いにされている。小川に沿って歩いて行くと小さな湖が3つもあり、動物小屋などもある。全体は64ヘクタールという、とてつもなく広い敷地なので全部を歩くことは到底できない。入口付近を少し散策したら戻ってくるのが良いであろう。

ヴェルケー広場だけでも大いに価値あり

クロムニェジーシュ城は中庭に正面入口がある クロムニェジーシュ城は中庭に正面入口がある

クロムニェジーシュ城は外観がおとなしくて、むしろ修道院の様に見えるが内部はれっきとした宮殿である。プラハやブルノならともかく、こんな小規模な町にこれほど華麗な宮殿があるとは驚きだ。ロココ様式の広間では、頻繁にコンサートが開かれている。町の中心部には聖マウリツィウス教会やピアリステン教会など見所もあるが、ヴェルケー広場を取り巻く建物群をじっくり鑑賞したい。どの家も1階部分に庇(ひさし)を出して歩行者が雨でも濡れないようにアーケードを成している。こんな心遣いが嬉しい町である。広場から少し離れた所に美しいバロック庭園があり、この庭園と城の広大な庭園を含めてクロムニェジーシュ城は世界遺産に登録されている。

データ

城のすぐ裏にあるフランス庭園風の花壇 城のすぐ裏にあるフランス庭園風の花壇

クロムニェジーシュKromerizへのアクセス
ブルノBrnoから電車でコイェティーンKojetin乗り換え。
乗り換え時間も含めてブルノから約1時間30分
クロムニェジーシュ駅から旧市街までは徒歩約10〜15分

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/06/10)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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