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チェコの世界遺産/モダニズム建築の代表とも言える「ブルノのトゥーゲントハット邸」を訪れる


掲載日:2020/06/12 テーマ:世界遺産 行き先: チェコ / ブルノ

タグ: 一度は見たい 建築 世界遺産


工業化に足並みをそろえて生まれた「モダニズム建築」

丘上にある世界遺産のトゥーゲントハット邸。水平が強調された造りだ 丘上にある世界遺産のトゥーゲントハット邸。水平が強調された造りだ

「モダニズム建築」という言葉を聞いたことがありますか?19世紀末から建築素材に鉄やコンクリート、板ガラスといったものが多く使われるようになり、機能美や合理主義を優先する建築が生まれてきます。そうした建築はそれまでの新古典主義やネルサンス建築とは異なり、「装飾」を廃した直線の多いシンプルな外観を持っているのが特徴です。一般によく名前が知られている建築家には、ル・コルビュジエがいますね。「モダニズム」の建築理念は住宅にも及びました。今回紹介する「ブルノのトゥーゲントハット邸」はそのうちのひとつで、2001年に世界遺産に登録されています。

近代建築三大巨匠のひとりミース・ファン・デル・ローエ

トゥーゲントハット邸が建てられたのは、1928年から1930年にかけて。この住宅を設計したのは、ドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエです。ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと並ぶ近代建築三大巨匠のひとりで、1930年からはドイツのデザイン学校として知られたバウハウスの校長も務めました。この邸宅のある場所は、チェコ第二の都市ブルノの市街を見下ろす丘上にあり、道路から入った上階に玄関と寝室、丘の斜面に面した下階にリビングや食堂などが置かれています。また、ローエは建物の建材だけではなく、家具もすべて邸宅のためにデザインされたものを発注しました。

住宅として使われたのはたったの8年

モダニズム建築の美学は、今の人たちからすればシンプルすぎると感じるでしょう。装飾のない直線の多いすっきりとした外観と、仕切りがなく物が少ない空間は、逆に落ち着かない印象を与えるかもしれません。今となっては「無個性」にも見えるモダニズムのビルですが、当時はそのすっきりとしたデザインが時代の最先端で、未来的な感じがしていたのです。ただし素材は一級品を使うという姿勢です。このトゥーゲントハット邸は完成すると、すぐにモダニズム建築の代表作となります。しかしその名声に反して、住宅として使われたのはたったの8年でした。トゥーゲントハット一家はユダヤ人だったので、1938年にはナチスに追われるようにスイスに移住。戦後もチェコが共産圏になったため、チェコに戻ることはありませんでした。ナチスと対立したローエもまたアメリカに亡命します。

内部見学はガイドツアーのみなので、早めに予約を

このトゥーゲントハット邸は一般公開されていますが、内部はガイドツアーのみの見学になります。ツアーは時間指定の予約制で、ネット予約ができます。ただし定員制なので数ヶ月前には満員になることも。庭園の見学は予約しなくてもできます。その場合は、邸宅を外側から眺めることになります。私は予約なしで行ったので、残念ながら中に入ることはできませんでしたが、ガラス張りなので覗き込むことはできました。トゥーゲントハット邸への行き方はブルノ本駅前から67番のバスに乗り、4番目の停留所Schodovaで下車。そこから階段を上って丘上の道路を歩きます。停留所からは徒歩約10分。途中、特に標識はないので、地図アプリを携帯に入れておきましょう。

※この情報は2020年4月現在のものです。内容には変更があるかもしれないので、最新情報は該当のホームページなどでご確認ください。
●トゥーゲントハット邸 公式サイト
https://www.tugendhat.eu/en/

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/06/12)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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