- 有賀みかる
- 2005年よりチェコ・プラハ在住。安くて美味しいビールを前に日本酒党返上…でも時々恋しくなる。複雑怪奇なチェコ語文法と格闘しつつ、中欧の小国チェコの歴史の面白さ、美しい街並み、素晴らしい建築物に浸かる日々。
出発エリアをに変更しました。
店内に入ると観光疲れも一瞬にして吹っ飛ぶ優しい香り。全部試したい〜!
観光名所、天文時計のある旧市街広場からティーン教会左脇の小道を入ると、ウンゲルトという地区があります。ここは中世、ヨーロッパの十字路であったプラハへ世界各地から商人たちが集った場所。時を経て21世紀の現在も、マリオネット屋さんはじめ、プラハっ子に人気のエベルカフェといったちょっとこだわりのお店があるエリア。なかでも「ボタニクス」は、アロマ&バスグッズ好きの女子は避けて通れません。日本では1個2000円前後もするブランド石鹸も、プラハではほぼ1/3の値段で手に入るのですから。
バナナ&ヨーグルト、アップル&ブラックベリーといったおいしそうな石鹸も注目!これらの原材料の多くも自家農園で栽培されたもの。ケーキのようでしょ?
オードトワレ、ハンドクリーム、リップオイル、アロマ用エッセンシャルオイル…とへヴィー・ユーザーの私の一押しは、シアバター&ラヴェンダー石鹸(99コルナ=約600円)。今話題のシアバターは、ビタミンも豊富なシアの木の実から採れる油脂で、保湿に効果あり、とのこと。そしてボタニクス自慢の自家農園で作られたラヴェンダー・エキスがたっぷり含まれているので、毎回使うたびに贅沢な香りを楽しめます。きめ細かい泡と使用後のしっとりっぷりにすっかり病みつきになり、以来ストックを欠かさず。
すすが出ず長持ち、炎の色もきれいで香りもよし、と優秀なアロマグッズ、蜜蝋キャンドル
アロマグッズにとどまらず、自家農園で栽培された果物やハーブを使った食品も要チェック。日本では珍しいエルダーフラワーシロップ、目にも美しいハーブの生け花のようなヴィネガー類、様々な花の蜂蜜…古くから伝わるレシピに忠実に手作りされているそう。食品以外にも、ハーブをあしらった手漉き和紙のようなテイストのレターセット、素朴な黄色が美しい蜜蝋キャンドルなど、今も引き継がれている古き良きヨーロッパの豊かな暮らしが見てとれるボヘミア・カントリー雑貨も気になります。
ボタニクスの製品は、ここで栽培されたハーブやフルーツが原料。中世風の村を再現したエリアでは昔のレシピのパンやボヘミア料理も味わえて、家族連れで賑わっている
さてこの「ボタニクス」、プラハ市内やボヘミア各地に支店がありますが、観光客でごった返すプラハ城の黄金小道店や値段が割高のルズィニエ空港第2ターミナル店はなるべくなら避けて、ゆったり広い店内でテスターも一番多いここウンゲルト店でのショッピングがオススメ。時間に余裕があれば、プラハ・マサリク駅から1時間弱の電車の小旅行でボタニクスの原産地を訪れるのも面白いかもしれません。自慢の自家農園は見学可能、併設の中世風の村を再現したテーマパークのようなエリアでは、春夏の間様々なイベントも催されます。
ボタニクス・ウンゲルト店の入口
■ボタニクス・ウンゲルト店
住所:Tyn3/1049, 110 00 Praha 1
電話:420-234-767-446
URL:http://www.botanicus.cz
営業時間:10:00〜18:30
定休日:年中無休
■ボタニクス・ファームショップ
住所:Ostra8, 289 22 Lysa nad Labem
電話:420-325-553-559
URL:上記に同じ
営業時間:10:00〜16:00
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/08/13)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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