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海外現地発ガイド通信

東欧雑貨コレクションにも注目、「共産主義博物館」へ行こう


掲載日:2008/02/20 テーマ:美術館・博物館 行き先: チェコ / プラハ

タグ: お土産 ためになる 雑貨 博物館


年中無休、21時までオープンが嬉しい!

中へ入るとすぐに実物大のレーニン像がソ連国旗とともにお出迎え 中へ入るとすぐに実物大のレーニン像がソ連国旗とともにお出迎え

旧市街と新市街の境に、プラハで最も地価の高いといわれるナ・プシーコピエ通りがあります。共和国広場とヴァーツラフ広場をつなぐ賑やかなこの通り、銀行や映画館、レストランにインターナショナルなブティックがひしめき、資本主義の象徴のような場所。それなのにここには、ひっそりと共産主義博物館なるものがあります。すぐ隣にはかつて政敵だったアメリカの象徴のようなマクドナルド、豪華なロココ調のフロアには豪華なカジノ、と狙ったかのような好立地。しかも毎日夜21時までオープンしているので、観光後もゆっくり訪れることができます。

コミュニズム時代の貴重な写真がズラリ。ビデオも必見!

チェフ橋の前、レトナーの丘にあるメトロノームのオブジェがある場所は、かつて巨大なスターリン像がプラハの街を見下ろしていました チェフ橋の前、レトナーの丘にあるメトロノームのオブジェがある場所は、かつて巨大なスターリン像がプラハの街を見下ろしていました

規模はこじんまりとしていながらも、チェコ近代史、共産主義時代の重要な資料が満載の博物館。68年の「プラハの春」関連の写真、ワルシャワ条約軍の軍事介入に抗議して焼身自殺を遂げたヤン・パラフの写真や当時のプラハの街の様子、ビロード革命後大統領に選出されたヴァーツラフ・ハヴェルの若かりし頃の写真など、他で見られない貴重な写真が見どころ。英語サブタイトル付きのビデオコーナーもあって、警察の暴力と闘う若者、プラハの街を徘徊するソ連の戦車といった当時の様子がリアルに伝わってきて、本当にあったことなのだと実感できる映像は必見。

プロパガンダポスターやコミュニズムメイドな雑貨たち

今はなき「レーニン通り」の看板。1989年以降、コミュニズムを思い出させる通りや駅の名前などはことごとく変えられました 今はなき「レーニン通り」の看板。1989年以降、コミュニズムを思い出させる通りや駅の名前などはことごとく変えられました

写真コレクション以外にも興味深い展示がたくさん。例えば反アメリカプロパガンダに利用されたポスターは、今見ると滑稽なほどアメリカを悪者扱いに描いていて、20年後にはチェコにアメリカのレーダー基地の計画がもちあがろうとは当時想像もできなかったでしょう。一方でスポーツ奨励や労働者賛美、ソ連との友好を美化したものなど典型的なこの時代のデザインが興味をそそります。当時西側に負けじと作られたものたち、例えばコーラに対抗した“コフォラ”(味はコーラそっくり!)や今でも根強いファンがいるバイクのJawaなど、現在も健在なものも。

旧東欧ならではのおみやげも面白いかも

東西冷戦終結の象徴、ベルリンの壁の一部も間近で見られます 東西冷戦終結の象徴、ベルリンの壁の一部も間近で見られます

1989年に共産党政権が倒された後は急ピッチで民主化、民営化が進められ、1999年にはNATO加盟、2004年にはEU加盟、旧東側ブロックの中では“優等生”と称されることも多いチェコ。そしてそう遠くない将来ユーロ導入も見込まれ、かつてチェコの場所がそうであったようにヨーロッパの一員としての位置を取り戻しつつあります。それでもまだ有形無形のコミュニズム時代の面影があるのは否めません。博物館内で売っているプロパガンダポスターやポストカードをおみやげに、かつての鉄のカーテンに引き裂かれた歴史に思いを馳せてみるのも中欧あるいはチェコを知るひとつの手がかりになることでしょう。

【関連情報】

イジワルそうなマトリョーシカの看板が目印 イジワルそうなマトリョーシカの看板が目印

■共産主義博物館(Muzeum Komunismu)
住所:Na Prikope 10, Praha 1
アクセス:ナ・プシーコピェ通りのマクドナルドすぐ隣の階段をあがった2F
TEL:420-222-212-966
営業時間:9:00〜21:00 (年中無休)
入場料:大人180kc、学生・子供:140kc
URL:http://www.museumkomunismu.cz

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/02/20)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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