page top

出発エリアをに変更しました。

海外旅行の検索・比較サイト|エイビーロード
AB-ROAD
チェコ・プラハ・祭り・イベントの現地ガイド記事
RSS

海外現地発ガイド通信

チェコのクリスマス料理の定番、鯉にまつわるエトセトラ


掲載日:2009/11/20 テーマ:祭り・イベント 行き先: チェコ / プラハ

タグ: おいしい クリスマス 魚料理


クリスマス・イヴ直前の街の風物詩、鯉売り屋台

12月20日を過ぎると街のあちこちに現れる鯉売り屋台。生きたまま家に持ち帰る人もいれば、その場でさばいてもらう人も。 12月20日を過ぎると街のあちこちに現れる鯉売り屋台。生きたまま家に持ち帰る人もいれば、その場でさばいてもらう人も。

欧州での本格的なクリスマス、同じように見えるクリスマスでも国によって少しずつ違うという好例をチェコのクリスマス・イヴの食卓に見ることができます。まるで日本のお節料理のように決まった定番メニュー、鯉の唐揚げと付け合せのポテトサラダを食べるのがチェコ人の習慣だからです。海のないチェコですが、特に南ボヘミア地方で鯉の養殖が盛ん。ここから生きたまま消費地へ水槽で運ばれ、クリスマス・イヴ数日前に街のあちこちで鯉売り屋台が立ちます。この風景を見るといよいよクリスマスも本番と実感します。

チェコの鯉とクリスマス

水槽にはこれでもか、というぐらいの鯉がすし詰めで泳ぐ。ここから選んでさばいてもらう。 水槽にはこれでもか、というぐらいの鯉がすし詰めで泳ぐ。ここから選んでさばいてもらう。

さてチェコのクリスマスで鯉料理が定番になった歴史は意外に新しく、20世紀の大戦間の肉不足の時代に広く習慣として定着したそうです。鯉そのものの養殖は修道院を中心に中世から行われていて、キリスト教の慣習の中で“肉を食べない”時期に重宝されていました。チェコでもクリスマス・イヴの一日、朝から肉を食べずにいると夜に“金色の豚”を見ることができる、という言い伝えがあり、子ブタグッズがお土産に売られていたりします。というわけで多くのチェコ人が食べる鯉料理ですが、鯉が苦手なチェコ人もいて、違う川魚などで代用する家もあります。

日本人の味覚に意外に合う?

鯉の唐揚げは、さっぱりしていて日本人好みの味。ただ細かい骨が多いので気をつけて。 鯉の唐揚げは、さっぱりしていて日本人好みの味。ただ細かい骨が多いので気をつけて。

さてこの鯉、屋台の水槽で目星を付けたものを指差し、生きたまま持って帰って家の浴槽でクリスマス・イヴの夜まで泳がしておく、というのが昔からの慣わし。ところがペットよろしく子供達がすっかり鯉になじんで食べられなくなり、ヴルタヴァ川に放流、という顛末もよく聞いた話。今は屋台で鱗取りはもちろん、すぐ調理できるよう切り身にさばいてもらうのが一般的。レモンと塩で一晩寝かせて臭みを抜いてからさっと唐揚げにすれば、川魚とはいえさっぱりとした日本人の舌にも馴染む味。付け合せはハムやピクルスが入ったポテトサラダ。入るものが各家庭によって違いますが、唐揚げによく合います。

レストランでも鯉料理のメニュー

ここ数年プラハの旧市街広場での恒例、プラハ市長による「鯉のスープ」無料配布。 ここ数年プラハの旧市街広場での恒例、プラハ市長による「鯉のスープ」無料配布。

この時期、街のレストランでもクリスマス特別メニューとして鯉の唐揚げとポテトサラダを出すところが増えてきました。チェコ語でスマジェニィ・カプル(Smazeny kapr)とブランボロヴィ・サラートゥ(Bramborovy salat)と言います。メインではないけれど、鯉の唐揚げで使わない頭や内臓を利用したスープ、リビー・ポレーフカ(rybi polevka)をもしメニューのなかに見つけたら是非ともお試しあれ。珍味ながらコクがあって、この時期私の一押しメニュー。毎年24日に恒例になっている行事、旧市街広場にてプラハ市長から市民に振舞われるのもこのスープです。鯉のエトセトラの最後に、鯉の鱗(うろこ)にまつわる話。鱗をひとつお財布に入れておくとお金を呼ぶという言い伝えが。効果の程は未確認ですが、こちらもお試しあれ。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/11/20)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

キーワードで記事検索

検索