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海外現地発ガイド通信

まるで一つの小さな町であるかのようなプラハ城


掲載日:2017/10/10 テーマ:城・宮殿 行き先: チェコ / プラハ

タグ: すごい! 教会 博物館 歴史


うねうねと建物が連なった大規模な城

カレル橋の向こうに長く横たわっているのがプラハ城で、中央に見えるのが大聖堂 カレル橋の向こうに長く横たわっているのがプラハ城で、中央に見えるのが大聖堂

初めてプラハ城を訪れる人は、「これがお城?」とちょっと不思議に思うかもしれない。城というものは独立しており、建物が分かれているとしても武装した兵士が集まる「騎士の間」や城主の「謁見の間」などがある本館と、城主が家族と共に過ごす住居部分の2つくらいだ。ところがプラハ城の中には名前のある道や広場があり、かつては修道院や貴族の館、一般市民が住む小屋まであった。教会があるのは珍しくないとしても、通常は町の中心広場にある大聖堂までが城の中にあるのだ。プラハ城はヴルタヴァ川左岸の少し高い丘を覆うように東西に長く伸びている。異なる時代に建てられた色々な館が連なっているので、それら全てがプラハ城であるとはとても思えない。敷地面積としては恐らく世界一大きな城ではないだろうか。

ボヘミア王によって建設された大聖堂

14世紀に着手され、20世紀前半に完成した大聖堂 14世紀に着手され、20世紀前半に完成した大聖堂

プラハ城が建てられたのは9世紀のこと。神聖ローマ皇帝カール四世が統治した14世紀半ばに大聖堂の基礎ができるなど、ほぼ現在の形を整えていく。最後に城を改造したのは18世紀のマリア・テレジアで、カレル橋から眺める左端部分を建て直した。城の入口は3カ所あり、西側の大きな門が正門である。正門を潜ると第一の中庭、第二の中庭があり、右手は大統領府。そして第三の中庭へ出ると、突然、天を突き刺すようなゴシックの尖塔が現れる。聖ヴィート大聖堂だ。10世紀の君主ヴァーツラフがドイツから聖ヴィートの遺骨を受け取って城内に安置し、そこに大聖堂が建設されたので、以来ずっと大聖堂が城の中にある。内部は聖ヴァーツラフ礼拝堂や聖ネポムツキーの墓所、アルフォアンス・ムハが描いたガラス絵など見どころが多い。

カラフルな可愛らしい小屋が並ぶプラハ城内の「黄金の小道」

プラハ城で最も人気がある「黄金の小道」 プラハ城で最も人気がある「黄金の小道」

大聖堂を出て第三の中庭を抜けると右手に旧王宮が、正面に聖イジー教会がある。教会の隣は修道院だった建物で現在は美術館。そこから道はゆるやかな下り坂となり、左に入っていくとかの有名な「黄金の小道」がある。フランツ・カフカが仕事部屋として借りていたのは22番の水色の小屋。そこの前では多くの人が写真を撮っている。現在は書店で、チェコ語、ドイツ語、英語で書かれたカフカの作品が売られている。これらの可愛らしい小屋は城の番兵たちが寝泊まりする場所だった。「黄金の小道」と呼ばれているのは、ルドルフ二世の時代に錬金術師をここに住まわせて不老不死の秘薬を作らせていた、とされることに由来する。最初は向かい側にも同じ小屋があったが狭すぎてスラム化したためマリア・テレジアは右側に並んだ小屋を撤去し、半分だけが残った。

1日では見学しきれない見どころの多いプラハ城

プラハ城の正門は城の西端、フラチャニ広場に面している プラハ城の正門は城の西端、フラチャニ広場に面している

城内には貴族の館もあり、ウィーンでベートーヴェンのパトロンだったロブコヴィッツ侯爵の館は東門の近くにあって見応えのある博物館になっている。城内にはその他にも小さな博物館が色々ある。東門を出ると眼下に美しい城下町マラーストラナ(小地区)が広がっている。そこから下へ降りる情緒あふれる階段があり、素晴らしい景色だ。3カ所ある城の入口にはいずれも水色の制服を着た衛兵が身動きせずに立っている。交代のときは、彼らを連れてくる衛兵がいるので常に3人で城の中を行進している。カッ、カッ、と靴音を立てて歩く姿に観光客は足を止めて見入ったり写真を撮ったりしている。城内をきちんと見学するには1日では足りない。入場券は2日間有効なので、是非たっぷり時間をかけてじっくり見学したい。

データ

東門に立っている城の衛兵 東門に立っている城の衛兵

プラハ城
Prazsky Hrad

城門は朝5時から夜24時まで開かれており、敷地内へは誰でも無料で入ることができる。
城全体は、4〜10月(午前6時〜午後10時まで)
     11〜3月(午前6時〜午後10時まで)
建物は、4〜10月(午前9時〜午後5時まで)
    11〜3月(午前9時〜午後4時まで)

入館料は個々の建物によって異なり、6種類のチケットがある。
いくつかをまとめてコースになっているチケットもある。
料金は250〜350チェココルナ
ロブコヴィッツ宮殿は別料金になり、宮殿の受付で買う。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/10/10)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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